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文献詳細

雑誌文献

精神医学17巻8号

1975年08月発行

文献概要

海外文献

Do Anti-convulsants Have a Teratogenic Effect?

著者: 星昭輝1

所属機関: 1慶大精神神経医学

ページ範囲:P.833 - P.833

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 妊婦に対する各種薬剤の投与は,胎児に対する影響などを考慮して,慎重にすることが望ましいと一般に考えられている。しかし,てんかん患者に対する抗てんかん剤の投与については,未だ薬物療法に代るべきものがなく,発作が胎児に与える影響などにより,患者の妊娠期間中にも持続的投与が必要であるとされている。
 この論文で,著者らは,まず,抗てんかん剤の催奇形性に関するこれまでの研究における問題点(奇形の定義,対照群のとり方)などを指摘している。ついで,これらの文献を綜説的に紹介して,Janz and Fucks(1964)をはじめとする従来の研究の多くが抗てんかん剤の催奇形性について否定的であったのに対して,最近はその可能性に関する知見が多くなっていることを示している。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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