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文献詳細

雑誌文献

精神医学18巻11号

1976年11月発行

研究と報告

精神分裂病における接触性について—1症例を通して

著者: 豊田雄敬1

所属機関: 1阪本病院精神科

ページ範囲:P.1165 - P.1170

文献概要

I.はじめに
 入院,外来を問わず,臨床場面でわれわれには接触性が問題になるけれども,単に接触性なし,悪し,良しという表現を用いるだけだった。患者との出会いの中で接触性がどの程度なのか考えながら,治療を進めねばならない。
 われわれは臨床で,たびたび使用するこの言葉を,具体的に,段階的に把握できないものだろうか。一つの試論として,治療者から患者へ向かう言語表現と,患者からの反応を中心として,接触性について段階的分類を試みた。1症例を通して接触性が如何に変化してきたかを考えてみた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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