文献詳細
研究と報告
神経科精神科病歴におけるProblem-Oriented System(POS)の採用について
著者: 吉本博昭1 平口真理1 山口成良2
所属機関: 1金沢医科大学神経精神医学教室 2金沢大学医学部神経精神医学教室
ページ範囲:P.159 - P.167
文献概要
Problem-Oriented System(POS)またはProblem-Oriented Medical Record(POMR)は,1968年Weed8)の提唱によって開発されたものである。このシステムを精神科の病歴に初めて採用したのはGrant and Maletzky2)(1972)およびHayes-Roth,Longabaugh and Ryback3)(1972)で,その後,数篇の論文が外国において発表されているが,わが国の精神科においてこれを採用したのが我々のところが最初ではないかと思う。以下,金沢医科大学病院神経科精神科で採用しているPOSについて紹介する。
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