文献詳細
古典紹介
—W. Kleine—Periodische Schlafsucht
著者: 遠藤正臣1 中川芙佐子1
所属機関: 1金沢大学医学部神経精神医学教室
ページ範囲:P.191 - P.205
文献概要
それ故に,より高度な思考や意志の単純なる機能停止によって特徴づけられるが,規則的な刺激症状を欠いており,比較的頻回に現れ,単調にしてかつ一様に経過する放心状態として現れる,良好な予後をもつ症例をピクノレプシーの名のもとに人は理解するでしょう。そして,それら症例は痴呆や性格変化に至らず一般に思春期前に既に治癒し,てんかんと関係はない。
掲載誌情報