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文献詳細

雑誌文献

精神医学18巻3号

1976年03月発行

文献概要

研究と報告

児童生徒に流行した「こっくりさん遊び」について—第1部 集団ヒステリーを招来した事例

著者: 日下部康明1 中沢正夫1

所属機関: 1群馬大学医学部精神神経科教室

ページ範囲:P.255 - P.259

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 以前から行なわれ,最近特に流行傾向を示した占いの一種である「こっくりさん遊び」により集団ヒステリーを招来した事例について報告した。このヒステリー症状は催眠,並びに膝関節痛であったが,その症状発現に,その占いの目的,グループ形成の有無などグループ・ダイナミクスが関与していることを,症状発現した同学校同学年の2組間を対比させることにより明らかにした。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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