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研究と報告
精神分裂病におけるThyrotropin-Releasing Hormoneの治療的応用
著者: 山内育郎1
所属機関: 1山内病院
ページ範囲:P.427 - P.435
文献購入ページに移動 精神分裂病患者31例にneurolepticsに併用して,TRH4mg/day大を14日(3例は21日)間投与し,著効6例(19.4%),有効5例(16.1%),やや有効8例(25.8%)および不変(無効)12例(38.7%)という治療結果を得た。精神症状の改善は自閉,無為,接触性障害,表情・表出といった感情障害,自閉性,接触性障害の改善が目立った。同一症例にneurolepticsと併用した少量のL-DopaおよびTRH投与を行なった治療効果を比鮫すると,両者の投与の順序にかかわらず,改善の程度がほぼ同様で,反応者が両剤に共通することが認められた。副作用は特に述べるほどのものは認めなかった。
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