医学は日進月歩であり,医療もまた同様である。ことに,ここ数年間は,医療の面での近代化は急テンポであり,情報化やシステム化が進んでいる。このような状況の中で,精神医学,および精神医療はどのような立場におかれているのか考えてみる必要がある。
終戦後,国民総福祉の名のもとに,わが国の医療は皆保険の道をあゆんできた。皆保険医療は国民に多くの利益をもたらした。反面現在に至って多くのひずみが生じていることは衆知のことである。精神医療においても同様であって,誰もがひとしく専門医の診療を受けられることや,慢性の経過をとる患者の経済的負担を軽くする利点があるが,一方では,保険診療記録による病名や症状の半公開や措置入院などにみられるような経済措置色の強い長期在院など,患者にとっては,不利益なことが多くみられる。このような現状をみていると,医療制度の近代化や皆保険と平行して,患者個人の秘密は明らかに侵害されている。これは何も精神疾患患者に限らず,他科の患者にもいえることであるが,この両者を同じ感覚で論ずることはできない。何故なれば,現在でも精神疾患患者に対する根ぶかい偏見や社会の差別が,世間一般人の間では勿論のこと,医療従事者の間にもあり,精神医療について真に理解をもっている人は甚だ少ないからである。皆保険が実施され数十年を経た今日でさえ,精神科を受診する患者の中には,多額の健康保険金を払い,保険証を有しているにもかかわらず,保険証を使用せず,現金払いで受診するものがよくみられる。また,よほどのことでないと,初めから精神科を受診しないし,多くは内科や他科を受診したり,あるいは,病院でもない教育相談所や祈?所あるいは占い所を訪れたあと,精神科を受診するものがあとを絶たない。このような患者やその家族の心情は,世間一般の人々や他科の医療従事者などには,到底判ってもらえないことである。このような患者や家族の態度は説明を要するまでもなく,精神科を受診したことが,他人に知れることを恐れるためで,自分で医療費を負担することより以上に,大きな不利益があることを恐れるためである。現在の保険のシステムでは,病名が医師だけでなく,他の病院従事者,さらには保険組合,会社や役所,学校などに当然知れることは明らかであり,病名によっては,失職,転職につながり,さらには将来の立身出世や結婚に影響することを恐れるのである。たとえ,保険診療を受けたとしても,多くの患者や家族は診断書の病名や内容に気をつかい,復職や復学への影響のない病名を希望することは,多くの臨床家の衆知の事実であり,多くの診断書にみられるところの神経症,神経衰弱,何々反応などの診断名が如実にそれを物語っている。このような世間一般の人々の精神医療に対する無理解や認識の不足は数えあげればきりがない程多々ある。これは世間一股の人人だけに限ったことではなく,精神医学を学び,いくらかでも精神衛生知識を身につけているはずの医師や看護婦でさえも精神医療を真に理解している人は少ない有様で,患者に対して早期に精神科受診をすすめる人は少なく,まして自分の知人や家族の場合となると受診は遅れ,治療の時期を失して来院するものが多い。このように,世間全体には,まだまだ精神衛生知識が不足しており,依然として精神疾患患者に対する偏見や差別があるが,一方では,医療の近代化はどんどん押しすすめられている。多くの医療施設では,医療設備や内容が改革されて,情報化,自動化,システム化が導入され,労働力や時間の無駄を少なくして,仕事の能率をたかめ,合理化がすすんでおり,それはそれなりに多くの利点があることは論ずるまでもないことであるが,そこには,人間疎外があり,医療の本質である医師対患者関係は,ますます薄れてきて,両者の対話は存在しない。最近では医療の中にコンピューターが導入され,診療は自動化されて,流れ作業となり,医師対患者の対話の場などとても期待できないし,往年の医師のイメージなど探しても見当らない時代になりつつある。したがって,そこには患者の人権尊重や秘密保持が守られないという危険がひそんでいる。たとえば,近代的病院においてみられる,中央カルテ,システムというものについて言えば,このシステムは,患者に一連の背番号をつけて,その病院に限って,どの科を受診しようとも番号は同一番号で,診療記録も全て一つのファイルに収められて,中央に保管し,必要あれば,何時でもひき出せるようにして,患者の健康管理,あるいは医師や看護婦の診療や勉強,さらには病院事務の迅速化,合理化,能率化をはかろうというものである。反面,患者側に立ってみる時,好都合ばかりではなく,多くの不都合もあるわけで,患者の秘密が侵される危険があり,特に精神疾患の患者にとっては,前述のごとく,不利益につながることが考えられる。たとえ,患者の秘密保持について,しかるべき処置や対策がなされたとしても,言うは易く行なうは難しで,他科の診療記録と一緒のファイルに収められること,病名別や科別索引,あるいは一連番号制,診療記録の閲覧など,どれをとっても秘密保持の確かな保証はどこにもない。精神疾患に限らず,遺伝病や悪性疾患,さらには,人の忌み嫌う疾患にも同様に当てはまることである。たとえ,このような近代化が大多数の人々の利益につながるとしても,ひと握りの不利益をもたらす人々を犠牲にすることはできないし,これは医師以前の問題であり,医療の近代化の流れにあって医師対患者関係が失われようとする時代にあっては,なおさら,現在の医療のあり方を,このような不利な立場にあるひと握りの患者の立場に立って考えて,見なおす必要があるように思われる。このような立場にある患者を一番多くかかえているのが精神科医であり,現在の精神医療の立場や苦悩というものが,世間一般の人々のみでなく他科の医師や看護婦,医療従事者においてさえも,なかなか理解していただけない現状である。現在でさえも人知れず受診をしている患者が多い実情をみれば,今後益々近代化していく病院への患者の足はだんだん遠のき,精神科専門医の診療を受ける機会を失して,早期発見,早期治療が益々困難になることが考えられる。
雑誌目次
精神医学18巻5号
1976年05月発行
雑誌目次
巻頭言
医療の近代化と精神医学
著者: 松本啓
ページ範囲:P.462 - P.463
シンポジウム 大都市の病理と精神障害—東京都精神医学総合研究所第2回シンポジウムから
研究方法の視点をめぐって
著者: 大橋薫
ページ範囲:P.464 - P.470
Ⅰ.精神障害の社会病理的性格
精神障害(mental illness)の規定については,まだ定説がないらしい。門外漢の筆者にとっては,この点に立ち入る資格も能力もないが,要するに,精神障害とは,平たくいえば,「人びとの精神作用が損なわれて,思考や情動におくれが生じたり歪んだり不安定になった状態」であるといえよう。つまり「人格の構造や機能の損ないや歪み」の問題なのである。社会病理学では,このような状態を「人格解体(personality disorganization)」と呼んでいる。
この人格解体は,それ自体が社会病理―厳密には個人病理―の第二の側面なのであるが,精神障害の社会病理性は,それだけではすまない。精神障害の発生過程や予後における歪みが問題なのである。即ち,発生過程における歪みについていえば,精神障害には,一部の精神薄弱を除けば,生まれつきというものはない。それに親和的な素質の遺伝はあるにしても,障害そのものの遺伝は,極めて限られる。問題なのは,後天的な環境であり,この「歪んだ生活環境」とこの「環境とのかかわり合いにおける歪み」が,精神障害の社会病理の第二の側面である。
都市問題の社会精神病理学的側面
著者: 小田晋
ページ範囲:P.470 - P.478
I.はじめに
都市問題の文脈の中で,人間の心の問題,とりわけ社会精神医学的な問題が取り上げられることになったこと自体が現時点における都市問題のひとつの特性を示すものといえる。つまりそれは,現代日本の社会が最近様々の面において遂げている著しい変化が,国土の自然的生態,社会文化的状況,および住民の身体および精神の衛生,住民の世論および感情,行動に及ぼしている影響の逆反映であって,いたずらに鉄とコンクリートによる機能化と建設物の威容を誇るといった現代都市のありかたが,住民にとって耐え難いものになりつつあることを示しているといえるであろう。もし,そうであるとすれば現代の都市のもつ諸機能に対する人間的,特に心理的側面からの要求はどう消化され,実現されうるであろうか。そのために必要な現状認識のひとつのステップとして,まず現代日本で起きている社会変動が人間の心に与えつつある影響を考えてみたい。その中でもとりわけ,社会病理学的現象を媒介に接近するのがこの場合の課題であろう。
大都市生活者とアルコール中毒
著者: なだいなだ
ページ範囲:P.478 - P.480
大都市とはなんだろうと問いかける。それに対して「読んで字のごとく,大きな都市のことさ」という漠然とした答がかえって来る。そしてその単純な区分けをもとにして,すぐ大都市と田舎での病気の発生率などを比較して,問題にしたがる。しかし,大都市にも構造があることを忘れている。いや,複雑な構造を持っているところが,大都市の大都市であるゆえんなのだ。たとえば,ほとんど何十年と変化のない街並を持ち,住民の移動のほとんどない場所も都市にはある。それまで山林や畑だった場所に,突然に数万人の人間が住みはじめた団地,新興住宅地,昼間はビジネスマンが集中する中心街,夜だけ人の集まるさかり場,労働者の集中する一郭,それもまた都市なのだ。それをひっくるめて大都市という。その全体で病気が出れば,大都市では,病気が多いという結論が出される。犯罪が多ければ大都市犯罪が云云される。しかし,それが,おおまかすぎる議論であることは理解できよう。下町のように,数代にわたって居住している人たちの多いところも,大都市の一部なのだし,全国から集まって来た人間を壁一つへだてるだけの近さに押しこんでしまう団地も,大都市なのだ。しかし,地方から大学に入学のために上京する人間にとって,あるいは仕事を求めて上京する農民にとって大都市の意味するものと,そこにながく住みついていながら,隣接地に大ビルや大団地ができて,生活環境ががらりと変わり,とまどいを感じるものにとっての大都市の意味するものは,決して同じではない。もし,病気を問題にするのなら,そうしたさまざまな場合について考えていかなければなるまい。
たとえば,ベット殺人事件とか,ピアノ殺人事件とか,センセーショナルの事件が起きると,それが大都市の事件,田舎では起きようもない事件と考えられてしまうが,そうした事件は,たとえ大都市の枠の中で起きたとしても,団地という人工的な人口集中の場が問題なので,大都市全体の問題とはいえないのかも知れないのだ。また,団地でも,過渡的な一時の現象かも知れないのだ。団地も住民が固定化し,三十年もたてば,そのような事件の場ではなくなるかも知れない。統計的な方法による断定が危険なのは,その点にあるといえる。
都市化と人間
著者: 霜山徳爾
ページ範囲:P.480 - P.485
大都市の精神病理学というものを考察するにあたって,あらかじめ判然としておかねばならない点がある。それは人間の生存にとって文明は何を意味しているのか,文明は人間の存在様式にとってどうしてもなくてはならない本質的な条件なのか,という問題である。それを追究していくと,自然と文明との関係,そしてそれらと人間との生きたかかわりはどうなっているのか,という問いになるのである。
現代のマスコミに共通しているセンチメンタリズムによって,公害とか,環境保全とかいう言葉から「自然」というものに美しい幻想が投げかけられている。即ち,そこでは人間が無垢の,素朴で汚濁を知らないかのような太古の時代が想像されたり,或いはそこまでいかないにしても,未開社会の自由な平和を空想したりする。文明とは人間のつくり出したものであって,もともと人間性には有害な,或いはたとえそれほどでないにしても,真の人間性とかかわりのないものと思われてきている。しかしこれこそマスコミ的な,ものの裏面を省りみない一面性強調の典型である。人間で文明を知らない自然児などいうのは空想の生み出したものに他ならない。また未開社会ほどある意味では不自然な強制が通用していることは多くの文化人類学者の示す通りである。
都市病理と精神障害
著者: 加藤正明
ページ範囲:P.485 - P.489
I.はじめに
一般に考えられていることは,都市化なり大都市化に伴って何らかの意味で特有の社会病理現象が生じており,この社会病理現象が原因となって精神障害が量的に増加するか,質的に重篤なものに変貌しつつあるということであろう。そして,この予測と期待に答えうる方法と結果を何らかの形で示せという要望が出されていることも当然といってよい。そしてこの問いに答えるべく,都市化,産業化,近代化および現代化,文化変容などの問題と精神障害との関係が,古くから社会精神医学,文化人類学,社会学,社会心理学,公衆衛生学などの立場から数多く論じられてきた。ことに本日はメガロポリス東京を念頭におき,日本の他の都市や,各国の大都市と比較しながら,この問題に答える方法論を求めてみたいと思う。
シンポジウムを顧みて
著者: 荻野恒一
ページ範囲:P.489 - P.491
我々の研究所が,その開設を記念するシンポジウムの第2回目を迎えて「大都市の病理と精神障害」というテーマを選んだ所以は,我々がこのテーマを,時熟したものと考えたからではなく,むしろこのテーマが急速かつ深刻に重大になってきており,加えて全世界的関心事になっていながら,しかも我々自身,この問題にどう取り組んでいったらいいのか,主題的にも方法論的にも模索中であったからである。従って5名のシンポジストにお願いするに際しても,我々の側に一定の主題とか狙いがあって,それに沿ってお話いただくというようなことでなく,むしろ「この膨大かつ不明確なテーマについて,どのような迫り方でも結構だから,何か我々に主題的ないし方法論的に示唆を与えていただければ結構です」といった調子でお願いした次第である。省みるにこのようなお願いの仕方は,「何か得られるものがあれば,得てやろう」という失礼な態度と言われても致し方なく,また依頼された側からすれば,何をどう話したらいいか漠然としていて,最も困る依頼のされ方であったにちがいない。にもかかわらず,5名の先生方は一人のこらずご快諾下さり,かつ我々の希望を十分に汲んで御自分の考えをお話いただき,このシンポジウムを実り豊かなものにして下さった。
とはいえ,我々は5名の先生方を無批判に選んだというわけではない。むしろ主題的にも方法論的にも模索中である我々には,ともかく「都市病理と精神障害」というテーマについて今までに仕事をしてこられた方々を選び出すことが先決問題であり,また我々にとって可能な仕事は,こうして数え上げた先生方の業績を知ることであった。またこの作業をとおして,お話いただく順序も考えたわけである。
研究と報告
精神分裂病者の社会復帰—医師,患者および家族の主観的予測を中心として
著者: 坂部先平 , 永井久之 , 郡暢茂 , 福島修 , 黒木健次 , 鹿野寿満
ページ範囲:P.493 - P.499
Ⅰ.緒論
最近の向精神薬の発達は病院精神医学に革命的変化をもたらし,分裂病者の社会復帰を促すための社会療法的アプローチが,問題にすべき点がないとはいえぬが熱心にすすめられている。しかしながら,論点を慢性化あるいは院内寛解に達したまま長期在院中の患者に限ってみると事情はほとんど変わっていないことも事実である。本来は社会復帰直前の準備のために用意された病棟が,長期在院を止むなくされている患者の停滞,沈澱によって,復帰困難者の病棟の観を呈していることは多くの病院に見られる現象といってよいであろう。現在の精神病院にあっては,患者個人の側にある要件によるよりも家庭を含めた社会の側の要件のために,軽快ないし寛解がそのまま退院につながっていないのである。
このことは従来から注目されているところで,種々の研究がなされているが,本研究ではやや角度を変えて,医師,患者および家族の社会復帰に関する予測ないし構えを中心として推計的な検討を行なった。
薬物療法下における分裂病者の異常体験の消退過程と心身の不全感
著者: 清田一民
ページ範囲:P.501 - P.508
I.はじめに
向精神薬療法が導入されてから,分裂病の状態像は,かなり好転1)したが,完全寛解率は不変で,不全寛解ないし病型の変化15)または不全症状群13)の増加を指摘する報告が多い。一方,薬原性精神障害6)または行動毒性4)が指摘されている。従って,薬物療法下における不全寛解の病像を明確にすることは,今後の向精神薬の標的症状の問題とからんで,治療上,重要であるだけでなく,一級症状16)といわれるような人目につき易い症状が比較的速く消退し,分裂病の生物学的“基底症状群”(Basis-syndrome)7)が露呈するため,その基礎障害へ近づく上でも重要である。そこで,比較的長期入院の分裂病者について,異常体験の消退する過程を詳細に追跡し,その底辺の軌跡へ接近を試みた。その結果,基底段階に残る情意減弱を主徴とする残遺状態には,受動的にしか訴えられないので,あまり目立たない〈心身の不全感〉が,かなり重要な関連を持っていることが明らかになった。
乱数生成法の臨床的応用—そのてんかんにおける特徴
著者: 黒木建次 , 永島正紀 , 永井久之 , 佐藤誠 , 木戸幸聖
ページ範囲:P.509 - P.517
I.はじめに
数を1,2,3,4,……のように日常呼び慣れた規則的序列で唱えることは簡単であるが3,8,5,7,……のようにデタラメにあげていくことは必ずしも容易ではない。1,2,3,4,……という唱呼が容易なのは,ごくありふれた連語的な系列をそのまま唱えればよいからである。しかし,デタラメな数列を生成(generate)しようとすると,先行する数と規則的序列をつくらない数を次々に探していく走査的な努力を必要とする。この点で,デタラメな数序列の生成過程は,探索的な操作過程とみることができる。この探索的な操作過程は,言語を媒介とする作業の解析でしらべることもできる。例えば,我々6,7)が意味関連のうすいいくつかの単語を使って意味のある文を生成する"構文テスト"を考察して,分裂病者の文の生成過程をしらべてきた場合もこの意図が含まれていた。しかし,より純粋なかたちでこの過程をしらべるには,単語よりは意味論的に制約されることの少ない「数」を用いたほうが目的にかなったものとなるであろう。ここで報告する乱数生成法は,こうした意図のもとに取り上げられた。
デタラメに,できるだけたくさんの数を書き並べる乱数生成法は,村上9,13)によって創案された。村上は,この方法の意義について,"人間の能動的な(あるいは創造的な)情報処理系の特性を調べる手段"と考え,彼の専門分野である人間工学のみでなく,心理学,精神生理学の領域への応用の可能性を示唆している。そしてMatsuda10)は連想語テストを併用した実験から,この方法はGuilford3)のいう展開的思考(divergent thinking)の画をよく描き出しているといい,また村上・高橋・本田らの研究グループ13)は,事故多発者,精神障害者,精神安定剤投与あるいはアルコール飲用時などにこの方法を試み,更に精神発達との関連についても検討している。
Wilson氏病の精神症状について
著者: 榎本貞保 , 松下兼介 , 松本啓
ページ範囲:P.519 - P.525
I.はじめに
Wilson氏病は,遺伝性代謝疾患であり,本疾患には生化学的所見として血清ceruloplasminの低下,血清銅の低下,あるいは,尿中銅排泄量増加があり,また,肝,脳,腎,角膜などの組織中への銅の過剰沈着による広範な病変が認められ,その臨床症状もきわめて多彩である1,14,17)。しかしながら,通常は,肝症状および神経症状が前景に立って出現するが,他方,精神症状,骨症状あるいは,腎症状なども発現する5,10,16)。しかし,その発現順序は症例によって一定していない。就中,精神症状は,比較的発現頻度が高く初発症状としても重要である。そして,この精神症状も,銅代謝異常による脳の器質性変化を基盤に発現することはいうまでもない。我々は,現在までに詳細に検索しえたWilson氏病8例についての臨床症状,特に精神症状について検討するとともに,最近我々が観察した患者で,初診時に精神症状が前景に立ち,入院後も神経症状とともに多彩な精神症状を示した興味ある症例を経験したのでここに報告する。
皮膚寄生虫妄想を主症状とする感応性精神病の1家族例
著者: 横山茂生 , 岩井闊之 , 久保信介 , 渡辺昌祐
ページ範囲:P.527 - P.533
Ⅰ.緒言
ある個人に起こった精神障害,特に妄想体験が,その患者と密接な関係にある者に移入伝達される状態は,1877年LasèqueとFalretによる「二人での精神病」(folie à deux),1883年Lehman2)による,「感応精神病」(induzierten Irresein)の発表以来,遺伝生物学,現象学,深層心理学の立場から種々論じられてきた。そして最近では,発症した2人の病前からの心理的結合に注目して,"psychosis of association"と呼ぶ名称も付されている。
現在ではfolie à deuxはGralnick3)により次の4型に分類されている。即ち,a)強制性精神病(folie imposée),b)同時性精神病(folie simultanee),c)伝達性精神病(folie communiquée),d)感応性精神病(folie induite)の4型である。これらの詳細は,既に篠原5)がfolie a deuxについての文献的考察をしている。
Capgras症候群の1症例—その替玉妄想形成の心的機制
著者: 今井英彦 , 尾石金蔵 , 近藤久雄 , 加藤伸勝
ページ範囲:P.535 - P.541
I.はじめに
1923年にCapgras, J. et Reboul-Lachaux, J. 1)が「替玉妄想」(L'illusion des Sosies)を記載して以来,多くの学者がCapgras's Syndromeとしてこの妄想を記述した。
わが国においても,木村ら2)は「家族否認症候群について」の中で夫否認について述べ,村上ら3)は「精神分裂病の単数妄想について」の中で「替玉妄想」について言い及んでいる。また高柳4)は「二重身について」の論文において,その精神病理にふれており,最近では原ら5),および平川6)が,それぞれ1例を報告している。
非定型精神病の炭酸脱水酵素阻害剤(Acetazolamide)による治療経験
著者: 井上寛 , 挾間秀文 , 福間悦夫 , 中沢和嘉 , 浜副薫 , 古賀五之
ページ範囲:P.543 - P.548
I.はじめに
非定型精神病については,古くからその症候学的,疾病学上の論義が多くなされている。一方,非定型精神病に対する治療としては現在,強力精神安定剤,抗うつ薬,あるいはcarbamazepine,ホルモン療法,リチウム塩療法など種々に行なわれているが,治療に容易に反応しない例も多く,慢性に経過し,欠陥を残しているものも少なくない2,4,5)。
著者らは,さきに,特異な症状と経過をもち遷延し,種々の治療に難治であった非定型精神病の1例に,炭酸脱水酵素阻害剤(以下CAH阻害剤と略す)の1種であるbenzanilamideを用い寛解に達し,その後acetazolamideを用いて,著明な改善と予防効果を得ることができた。その症例について非定型精神病の病態生理学的所見とあわせて考察し,報告した4)。その後,やはり特異な症状と難治性であった非定型精神病を経験し,それらにacetalamide(Diamox 250mg錠)を用いよい治療結果を得たので,非定型精神病の病態生理と治療との関連について考察を行なった。
二重盲検法によるSulpirideとImipramineのうつ病に対する薬効比較
著者: 由良了三 , 加藤誉里子 , 柴原堯 , 福島幸雄 , 佐々木務幸 , 佐藤正保 , 河村国高 , 三好功峰 , 中島浩 , 古藪修一 , 松田保四 , 笠原嘉
ページ範囲:P.549 - P.562
I.はじめに
近年しだいにうつ病が,それも特に軽症からせいぜい中等症までのうつ痛が増加し,今日では精神科外来で最も多い病態の一つとなった。さいわいその治療については,imipramine以来amitriptyline,desipramine,trimipramine,nortriptyline,clomipramineなどの三環系抗うつ剤が相次いで開発され,一時代前に比べ薬物療法は大幅な進歩をとげた。しかし,他方三環系抗うつ剤による難治例の少なからずみられることも事実であり,昨今ではこの難治例の問題がうつ病研究の一つの課題となっているほどである。効果面,副作用面両面において,常により良い薬物を望む臨床家としては,一つの考え方として三環系以外の薬物の中から新しい抗うつ剤が出てこないかという期待をいだく。最近の世界的なリチウム研究はその一つの現れともいえよう。
さて1967年にフランスのS. E. S. I. F. 研究所で開発されたsulpiride(化学名:N-〔(1-ethyl-2-pyrrolidinyl) methyl〕-2-methoxy-5-sulfamoylbenzamide)は第一に化学構造(図1)や薬理学的性質が従来のmajor tranquilizer,minor tranquilizer,抗うつ剤と全く異なること,第二に臨床的にはneurolepticaとしての抗精神病効果とthymoanalepticaとしての抑制除去効果,抗うつ効果を有すること,そして最後に消化性潰瘍に対する効果が認められており,事実わが国でもすでに胃・十二指腸潰瘍治療剤として発売されていることなどによって,我々の注目をひいた。そこでまず著者のうち,由良ら20),河村ら8),中島ら14)はうつ状態および神経症に対する臨床試験を行ない,本剤が特に軽症うつ病に有効であり,その標的症状は主として抑うつ感情,意志抑制およびそれに伴う種々の身体的愁訴であること,副作用・随伴症状の出現頻度が低く軽微であること,従って一般科での使用も容易であろうことなどを既に報告した。そこでこの経験をもとにして,うつ病診断についてほぼ共通の基準を共有すると思われる数名の医師を選び,診断基準,治療方法(精神療法,生活指導)を統一した上で,本剤のうつ状態に対する有効性並びに安全性を客観的に確認するため,imipramine(図1)を標準薬として二重盲検法により比較検討した。
古典紹介
—Sergei Sergeevich Korsakov—K voprosy ob “ostrykh” formakh umopomeshatel'stva
著者: 今泉恭二郎
ページ範囲:P.563 - P.577
Umopomeshatel'stvo訳注1)の急性形に関する問題は,今日一般の注意をひき起こしている。このことは,その臨床講義において,Meynertにumopomeshatel'stvoの急性形の叙述をなさしめたあの興味によって,またわが国においても外国においても,この急性形に関するかなり多くの研究が出現したことによって証明される。残念ながら,医師たちはまだ,この問題の種々の細部についての意見の一致に達していない。ここに,ロシアの神経病理学者や精神医学者がこの問題について見解を明らかにすることが望まれる理由があり,またこの問題が我々のセクションの仕事のプログラムに入れられた理由がある。もちろん,一回の会議でこの問題を明らかにするこはとてもできまい。しかし,意見の交換によって,将来この問題の解明に向かって進まねばならない方向は見出すことができよう。
我々のテーマは,Meynertが《Die akuten Formen des Wahnsinns》なる呼称のもとに記載し,後にそれにamentiaの名を与えたような形の研究,またこれらの形と今日までpervichnoe pomeshatel'stvo訳注2)と呼ばれているものとの関係,そしてまた,いろいろな学者によってmaniya訳注3),ostroe slavoumie訳注4),stupor等々の呼称の下に記載されてきた若干の形との関係ということになる。
追悼
上村忠雄先生を偲ぶ
著者: 澤政一
ページ範囲:P.579 - P.580
上村忠雄先生は去る1月23日,稀にみる風雪寒気の朝,急に御危篤状態に落ち入られ,午前9時46分,73歳のご生涯を終えられた。
先生は昭和44年頃から軽い糖尿病があって,お好きだった酒もほとんど嗜なまれないようになったが,それでも大変ご健康なご様子で,昨年暮の忘年会にもご出席になり,終わっても席を変えて若い人達とともに時間を忘れて歓談しておられた。
映画評
—佐々木 正美 監修—みんな仲間 集団の中の自閉児
著者: 中川四郎
ページ範囲:P.584 - P.585
自閉症をテーマとした映画は,これまでにいくつか製作されているが,この映画は,前に2編の映画(上出弘之監修,「こどもの自閉症」〈1972〉,「続こどもの自閉症」〈1974〉)を作った独立企画社の森谷玄氏の第3作である。最初の映画は,東大精神科小児部のデイ・ケアに通院している自閉児の行動特徴を描き,その治療教育を紹介しており,第2作は,その子どもたちの何人かの発達の姿を,幼稚園や学校集団の中でとらえたものである。
今回製作された映画は,前2作とは別の子どもたちにレンズを当てたものであるが,自閉児の治療教育の方向としては,その延長線上に位置するものである。このような,半ば学術的といってよいか,あるいは啓蒙的といてよいような映画を作る場合,製作者の芸術的関心とともに,その素材を追うカメラの焦点の背後に,現在の児童精神医学の自閉症に対する一つの見方が存在するのであり,映画は,いわばその視点と治療や教育の理念や技術を,画面を通して物語っているのである。これは,自閉症のような,いまなおその障害のとらえ方に多くの異論があるような対象に対しては,ことに注目されるところであろう。自閉症を障害としてみることに反対する学者さえいるのである。このように考えると,この映画の背後にある精神医学の思考は,監修者の佐々木正美氏によるところが大きいと思われる。
基本情報
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65巻9号(2023年9月発行)
特集 拡がり続ける摂食障害(摂食症)—一般化とともに拡散・難治化する精神病理にどう対処するか
65巻8号(2023年8月発行)
特集 複雑性PTSDの臨床
65巻7号(2023年7月発行)
特集 子どものうつ病に気づく
65巻6号(2023年6月発行)
特集 精神科医療の必須検査—精神科医が知っておきたい臨床検査の最前線
65巻5号(2023年5月発行)
増大号特集 いま,知っておきたい発達障害 Q&A 98
65巻4号(2023年4月発行)
特集 わが国の若手による統合失調症研究最前線
65巻3号(2023年3月発行)
特集 災害精神医学—自然災害,人為災害,感染症パンデミックとこころのケア
65巻2号(2023年2月発行)
特集 精神医療・精神医学の組織文化のパラダイムシフト
65巻1号(2023年1月発行)
特集 精神医学における臨床研究のすゝめ—わが国で行われたさまざまな精神医学臨床研究を参考にして
64巻12号(2022年12月発行)
特集 死別にまつわる心理的苦痛—背景理論からケアおよびマネジメントまで
64巻11号(2022年11月発行)
特集 ひきこもりの理解と支援
64巻10号(2022年10月発行)
特集 精神・神経疾患に併存する過眠の背景病態と治療マネジメント
64巻9号(2022年9月発行)
特集 学校で精神疾患を「自分のこと」として教育する
64巻8号(2022年8月発行)
特集 ジェンダーをめぐる諸課題を理解する
64巻7号(2022年7月発行)
特集 Withコロナ時代の精神医学教育の進歩—卒前教育から生涯教育まで
64巻6号(2022年6月発行)
特集 認知症診療の新潮流—近未来の認知症診療に向けて
64巻5号(2022年5月発行)
増大号特集 精神科診療のピットフォール
64巻4号(2022年4月発行)
特集 家族支援を考える
64巻3号(2022年3月発行)
特集 精神神経疾患の治療とQOL
64巻2号(2022年2月発行)
特集 精神科におけるオンライン診療
64巻1号(2022年1月発行)
特集 超高齢期の精神疾患
63巻12号(2021年12月発行)
特集 うつ病のニューロモデュレーション治療の新展開
63巻11号(2021年11月発行)
特集 「実感と納得」に向けた病気と治療の伝え方
63巻10号(2021年10月発行)
特集 統合失調症の心理社会的治療—どのように使い分け,効果を最大化するか
63巻9号(2021年9月発行)
特集 産業精神保健の現状と課題
63巻8号(2021年8月発行)
特集 認知症診療における精神科医の役割を再考する
63巻7号(2021年7月発行)
特集 自殺の現状と予防対策—COVID-19の影響も含めて
63巻6号(2021年6月発行)
特集 強迫についてあらためて考える
63巻5号(2021年5月発行)
増大号特集 精神科クリニカル・パール—先達に学ぶ
63巻4号(2021年4月発行)
特集 精神医療に関する疫学のトピック—記述疫学,リスク研究からコホート研究まで
63巻3号(2021年3月発行)
特集 サイコーシスとは何か—概念,病態生理,診断・治療における意義
63巻2号(2021年2月発行)
特集 いじめと精神医学
63巻1号(2021年1月発行)
特集 新型コロナウイルス感染症ただなかの精神医療
62巻12号(2020年12月発行)
特集 身体症状症の病態と治療—器質因がはっきりしない身体症状をどう扱うか?
62巻11号(2020年11月発行)
特集 若年性認知症の疫学・臨床・社会支援
62巻10号(2020年10月発行)
特集 精神科臨床における共同意思決定(SDM)
62巻9号(2020年9月発行)
特集 周産期メンタルヘルスの今
62巻8号(2020年8月発行)
特集 精神科医療における病名告知—伝えるか,伝えるべきでないか?伝えるなら,いつ,どのように伝えるか?
62巻7号(2020年7月発行)
特集 「大人の発達障害」をめぐる最近の動向
62巻6号(2020年6月発行)
特集 精神科診断分類の背景にある考え方
62巻5号(2020年5月発行)
増大号特集 精神科診療のエビデンス—国内外の重要ガイドライン解説
62巻4号(2020年4月発行)
特集 ベンゾジアゼピン受容体作動薬の問題点と適正使用
62巻3号(2020年3月発行)
特集 精神医学・医療の未来を拓く人材育成
62巻2号(2020年2月発行)
特集 発達障害と認知症をめぐって
62巻1号(2020年1月発行)
特集 SUN☺D臨床試験のインパクト—日本初の医師主導型抗うつ薬大規模臨床試験から学ぶ
61巻12号(2019年12月発行)
特集 精神疾患における病識・疾病認識—治療における意義
61巻11号(2019年11月発行)
特集 医療現場での怒り—どのように評価しどのように対応するべきか
61巻10号(2019年10月発行)
特集 トラウマインフォームドケアと小児期逆境体験
61巻9号(2019年9月発行)
特集 高齢者の精神科救急・急性期医療
61巻8号(2019年8月発行)
特集 光と精神医学
61巻7号(2019年7月発行)
特集 今再び問う,内因性精神疾患と心因性精神疾患の概念
61巻6号(2019年6月発行)
特集 マインドフルネス療法は他の精神療法と何が違うのか?
61巻5号(2019年5月発行)
特集 精神医学における主観と主体
61巻4号(2019年4月発行)
特集 統合失調症の治療ゴールをめぐって
61巻3号(2019年3月発行)
特集 ICD-11のチェックポイント
61巻2号(2019年2月発行)
オピニオン パーソナリティ障害の現在
61巻1号(2019年1月発行)
特集 高齢者のメンタルヘルス
60巻12号(2018年12月発行)
特集 精神科臨床から何を学び,何を継承し,精神医学を改革・改良できたか(Ⅱ)
60巻11号(2018年11月発行)
特集 精神科臨床から何を学び,何を継承し,精神医学を改革・改良できたか(Ⅰ)
60巻10号(2018年10月発行)
特集 こころの発達の問題に関する“古典”をふりかえる
60巻9号(2018年9月発行)
特集 不眠症の治療と睡眠薬
60巻8号(2018年8月発行)
特集 作業療法を活用するには
60巻7号(2018年7月発行)
特集 双極Ⅱ型をめぐる諸問題
60巻6号(2018年6月発行)
特集 医療・医学の課題としての身体合併症
60巻5号(2018年5月発行)
特集 サイコオンコロジー
60巻4号(2018年4月発行)
特集 精神科診療におけるてんかん
60巻3号(2018年3月発行)
特集 せん妄をめぐる最近の動向
60巻2号(2018年2月発行)
特集 多様なアディクションとその対応
60巻1号(2018年1月発行)
特集 Research Domain Criteria(RDoC)プロジェクトの目指す新たな精神医学診断・評価システム
59巻12号(2017年12月発行)
特集 「統合失調症」再考(Ⅱ)
59巻11号(2017年11月発行)
特集 「統合失調症」再考(Ⅰ)
59巻10号(2017年10月発行)
59巻9号(2017年9月発行)
特集 精神疾患の生物学的診断指標—現状と開発研究の展望
59巻8号(2017年8月発行)
特集 国連障害者権利条約と権利ベースのアプローチ
59巻7号(2017年7月発行)
特集 MRIのT2・FLAIR画像での白質高信号の意味を読み解く
59巻6号(2017年6月発行)
特集 精神医学と睡眠学の接点
59巻5号(2017年5月発行)
特集 認知行動療法の現在とこれから—医療現場への普及と質の確保に向けて
59巻4号(2017年4月発行)
特集 改正道路交通法と医療の視点
59巻3号(2017年3月発行)
特集 ADHDをめぐる最近の動向
59巻2号(2017年2月発行)
オピニオン 精神科医にとっての薬物療法の意味
59巻1号(2017年1月発行)
特集 インターネット依存の現在
58巻12号(2016年12月発行)
58巻11号(2016年11月発行)
特集 認知症の人の認知機能障害,生活障害,行動・心理症状の構造
58巻10号(2016年10月発行)
58巻9号(2016年9月発行)
特集 精神科臨床にみる家庭・家族の現在—何が変わり何が変わらないのか?
58巻8号(2016年8月発行)
58巻7号(2016年7月発行)
特集 精神疾患の予防と早期治療アップデート
58巻6号(2016年6月発行)
58巻5号(2016年5月発行)
特集 成人の自閉スペクトラム症とライフステージの課題
58巻4号(2016年4月発行)
58巻3号(2016年3月発行)
58巻2号(2016年2月発行)
特集 妊娠・出産・育児とメンタルヘルスケア
58巻1号(2016年1月発行)
特集 社会認知研究の最近の動向
57巻12号(2015年12月発行)
57巻11号(2015年11月発行)
シンポジウム 家族と当事者からみた精神科医療・精神医学
57巻10号(2015年10月発行)
特集 精神医学と神経学の境界領域—最近のトピックスから
57巻9号(2015年9月発行)
特集 統合失調症の認知機能障害の臨床的意義
57巻8号(2015年8月発行)
オピニオン DSM-5—私はこう思う
57巻7号(2015年7月発行)
特集 自殺対策の現状
57巻6号(2015年6月発行)
57巻5号(2015年5月発行)
57巻4号(2015年4月発行)
特集 リエゾン精神医学の現状と今後の展望(Ⅱ)
57巻3号(2015年3月発行)
特集 リエゾン精神医学の現状と今後の展望(Ⅰ)
57巻2号(2015年2月発行)
57巻1号(2015年1月発行)
特集 今後の産業精神保健の課題—近年の行政施策の動向をふまえて
56巻12号(2014年12月発行)
56巻11号(2014年11月発行)
56巻10号(2014年10月発行)
特集 良質かつ適切な医療の提供—改正精神保健福祉法41条の具体化
56巻9号(2014年9月発行)
特集 うつ病の早期介入,予防(Ⅱ)
56巻8号(2014年8月発行)
特集 うつ病の早期介入,予防(Ⅰ)
56巻7号(2014年7月発行)
56巻6号(2014年6月発行)
56巻5号(2014年5月発行)
特集 大学生とメンタルヘルス―保健管理センターのチャレンジ
56巻4号(2014年4月発行)
56巻3号(2014年3月発行)
56巻2号(2014年2月発行)
56巻1号(2014年1月発行)
55巻12号(2013年12月発行)
55巻11号(2013年11月発行)
特集 アンチスティグマ活動の新しい転機Ⅱ
55巻10号(2013年10月発行)
特集 アンチスティグマ活動の新しい転機Ⅰ
55巻9号(2013年9月発行)
オピニオン 精神科医にとっての精神療法の意味
55巻8号(2013年8月発行)
特集 職場のメンタルヘルスと復職支援─その効果的な利用のために
55巻7号(2013年7月発行)
55巻6号(2013年6月発行)
55巻5号(2013年5月発行)
55巻4号(2013年4月発行)
55巻3号(2013年3月発行)
特集 SST最近の進歩と広がり
55巻2号(2013年2月発行)
55巻1号(2013年1月発行)
54巻12号(2012年12月発行)
54巻11号(2012年11月発行)
特集 アルコール・薬物関連障害
54巻10号(2012年10月発行)
特集 医療法に基づく精神疾患の地域医療計画策定
54巻9号(2012年9月発行)
54巻8号(2012年8月発行)
54巻7号(2012年7月発行)
54巻6号(2012年6月発行)
54巻5号(2012年5月発行)
54巻4号(2012年4月発行)
オピニオン マインドフルネス/アクセプタンス認知行動療法と森田療法
54巻3号(2012年3月発行)
オピニオン 認知症の終末期医療の対応:現状と課題―尊厳をどう守るか
54巻2号(2012年2月発行)
特集 障害者権利条約批准に係る国内法の整備:今後の精神科医療改革への萌芽
54巻1号(2012年1月発行)
53巻12号(2011年12月発行)
シンポジウム 精神医学研究の到達点と展望
53巻11号(2011年11月発行)
特集 震災時の避難大作戦:精神科編
53巻10号(2011年10月発行)
特集 裁判員制度と精神鑑定
53巻9号(2011年9月発行)
53巻8号(2011年8月発行)
特集 性同一性障害(GID)
53巻7号(2011年7月発行)
53巻6号(2011年6月発行)
53巻5号(2011年5月発行)
特集 成人てんかんの国際分類と医療の現状
53巻4号(2011年4月発行)
シンポジウム 気分障害の生物学的研究の最新動向─DSM,ICD改訂に向けて
53巻3号(2011年3月発行)
53巻2号(2011年2月発行)
特集 統合失調症の予後改善に向けての新たな戦略
53巻1号(2011年1月発行)
52巻12号(2010年12月発行)
52巻11号(2010年11月発行)
52巻10号(2010年10月発行)
特集 高次脳機能障害をめぐって
52巻9号(2010年9月発行)
52巻8号(2010年8月発行)
52巻7号(2010年7月発行)
52巻6号(2010年6月発行)
52巻5号(2010年5月発行)
特集 児童期における精神疾患の非定型性―成人期の精神疾患と対比して
52巻4号(2010年4月発行)
特集 内因性精神疾患の死後脳研究
52巻3号(2010年3月発行)
特集 総合病院精神科衰退の危機と総合病院精神医学会の果たすべき役割
52巻2号(2010年2月発行)
52巻1号(2010年1月発行)
51巻12号(2009年12月発行)
51巻11号(2009年11月発行)
特集 現代の自殺をめぐる話題
51巻10号(2009年10月発行)
特集 若年性認知症をめぐる諸問題
51巻9号(2009年9月発行)
51巻8号(2009年8月発行)
51巻7号(2009年7月発行)
特集 精神疾患と睡眠マネージメント―最新の知見
51巻6号(2009年6月発行)
51巻5号(2009年5月発行)
51巻4号(2009年4月発行)
シンポジウム うつ病と自殺に医師はどう対応するのか―医師臨床研修並びに生涯研修における精神科の役割
51巻3号(2009年3月発行)
特集 社会脳をめぐって
51巻2号(2009年2月発行)
シンポジウム 統合失調症の脳科学
51巻1号(2009年1月発行)
50巻12号(2008年12月発行)
特集 Assertive Community Treatment(ACT)は日本の地域精神医療の柱になれるか?
50巻11号(2008年11月発行)
50巻10号(2008年10月発行)
50巻9号(2008年9月発行)
50巻8号(2008年8月発行)
特集 成人期のアスペルガー症候群・Ⅱ
50巻7号(2008年7月発行)
特集 成人期のアスペルガー症候群・Ⅰ
50巻6号(2008年6月発行)
特集 疲労と精神障害―ストレス-疲労-精神障害について
50巻5号(2008年5月発行)
50巻4号(2008年4月発行)
50巻3号(2008年3月発行)
特集 精神疾患に対する早期介入の現状と将来
50巻2号(2008年2月発行)
50巻1号(2008年1月発行)
特集 精神医学的コミュニケーションとは何か―精神科専門医を目指す人のために
49巻12号(2007年12月発行)
49巻11号(2007年11月発行)
シンポジウム ストレスと精神生物学―新しい診断法を目指して
49巻10号(2007年10月発行)
49巻9号(2007年9月発行)
特集 「緩和ケアチーム」―精神科医に期待すること,精神科医ができること
49巻8号(2007年8月発行)
49巻7号(2007年7月発行)
特集 レビー小体型認知症をめぐって
49巻6号(2007年6月発行)
49巻5号(2007年5月発行)
特集 睡眠と精神医学:「睡眠精神医学」の推進
49巻4号(2007年4月発行)
49巻3号(2007年3月発行)
特集 統合失調症と感情障害の補助診断法の最近の進歩
49巻2号(2007年2月発行)
49巻1号(2007年1月発行)
シンポジウム 児童思春期の攻撃性・衝動性の理解と援助-ライフサイクルの視点から考える
48巻12号(2006年12月発行)
シンポジウム 気分障害治療の新たな展開
48巻11号(2006年11月発行)
48巻10号(2006年10月発行)
48巻9号(2006年9月発行)
特集 新医師臨床研修制度に基づく精神科ローテート研修の評価
48巻8号(2006年8月発行)
48巻7号(2006年7月発行)
48巻6号(2006年6月発行)
特集 オグメンテーション療法か,多剤併用療法か
48巻5号(2006年5月発行)
シンポジウム MCIとLNTDをめぐって
48巻4号(2006年4月発行)
48巻3号(2006年3月発行)
特集 災害精神医学の10年―経験から学ぶ
48巻2号(2006年2月発行)
48巻1号(2006年1月発行)
47巻12号(2005年12月発行)
シンポジウム 精神医療システムの改革:その理念とエビデンス
47巻11号(2005年11月発行)
特集 電気けいれん療法
47巻10号(2005年10月発行)
47巻9号(2005年9月発行)
47巻8号(2005年8月発行)
特集 リエゾン精神医学の現状と課題
47巻7号(2005年7月発行)
47巻6号(2005年6月発行)
47巻5号(2005年5月発行)
47巻4号(2005年4月発行)
47巻3号(2005年3月発行)
47巻2号(2005年2月発行)
特集 時代による精神疾患の病像変化
47巻1号(2005年1月発行)
46巻12号(2004年12月発行)
46巻11号(2004年11月発行)
46巻10号(2004年10月発行)
特集 精神科医療における介護保険制度
46巻9号(2004年9月発行)
46巻8号(2004年8月発行)
シンポジウム 精神障害治療の新展開
46巻7号(2004年7月発行)
46巻6号(2004年6月発行)
特集 精神科医療における危機介入
46巻5号(2004年5月発行)
46巻4号(2004年4月発行)
46巻3号(2004年3月発行)
46巻2号(2004年2月発行)
46巻1号(2004年1月発行)
特集 臨床心理技術者の国家資格化についての主張
45巻12号(2003年12月発行)
特集 統合失調症と認知機能―最近の話題
45巻11号(2003年11月発行)
特集 ICFと精神医学
45巻10号(2003年10月発行)
特集 新医師臨床研修制度における精神科研修はどうあるべきか
45巻9号(2003年9月発行)
45巻8号(2003年8月発行)
シンポジウム 痴呆症とパーキンソン病研究の新展開―原因分子の発見をてがかりとして
45巻7号(2003年7月発行)
45巻6号(2003年6月発行)
特集 統合失調症とは何か―Schizophrenia概念の変遷
45巻5号(2003年5月発行)
45巻4号(2003年4月発行)
特集 新医師臨床研修制度の課題―求められる医師像と精神科卒後教育の役割
45巻3号(2003年3月発行)
特集 ひきこもりの病理と診断・治療
45巻2号(2003年2月発行)
45巻1号(2003年1月発行)
44巻12号(2002年12月発行)
シンポジウム WHO精神保健レポートと日本の課題
44巻11号(2002年11月発行)
特集 精神疾患の脳画像解析と臨床応用の将来
44巻10号(2002年10月発行)
44巻9号(2002年9月発行)
44巻8号(2002年8月発行)
特集 精神疾患と認知機能
44巻7号(2002年7月発行)
特別企画 WPA 2002 横浜大会に期待する
44巻6号(2002年6月発行)
特集 司法精神医学の今日的課題
44巻5号(2002年5月発行)
44巻4号(2002年4月発行)
44巻3号(2002年3月発行)
特集 新しい向精神薬の薬理・治療
44巻2号(2002年2月発行)
44巻1号(2002年1月発行)
43巻12号(2001年12月発行)
43巻11号(2001年11月発行)
特集 青少年犯罪と精神医学
43巻10号(2001年10月発行)
シンポジウム 精神分裂病の心理社会的治療の進歩
43巻9号(2001年9月発行)
43巻8号(2001年8月発行)
43巻7号(2001年7月発行)
43巻6号(2001年6月発行)
特集 社会構造の変化と高齢者問題
43巻5号(2001年5月発行)
特別企画 薬物依存者に対する精神保健・精神科医療体制
43巻4号(2001年4月発行)
43巻3号(2001年3月発行)
43巻2号(2001年2月発行)
特集 今,なぜ病跡学か
43巻1号(2001年1月発行)
42巻12号(2000年12月発行)
シンポジウム ライフサイクルと睡眠障害
42巻11号(2000年11月発行)
42巻10号(2000年10月発行)
特集 職場の精神保健
42巻9号(2000年9月発行)
42巻8号(2000年8月発行)
42巻7号(2000年7月発行)
42巻6号(2000年6月発行)
42巻5号(2000年5月発行)
特集 精神疾患の発病規定因子
42巻4号(2000年4月発行)
42巻3号(2000年3月発行)
特別企画 精神医学,医療の将来
42巻2号(2000年2月発行)
シンポジウム 新しい精神医学の構築—21世紀への展望
42巻1号(2000年1月発行)
41巻12号(1999年12月発行)
特集 児童精神科医療の課題
41巻11号(1999年11月発行)
41巻10号(1999年10月発行)
41巻9号(1999年9月発行)
41巻8号(1999年8月発行)
41巻7号(1999年7月発行)
41巻6号(1999年6月発行)
特集 治療抵抗性の精神障害とその対応
41巻5号(1999年5月発行)
41巻4号(1999年4月発行)
41巻3号(1999年3月発行)
41巻2号(1999年2月発行)
41巻1号(1999年1月発行)
特集 記憶障害の臨床
40巻12号(1998年12月発行)
シンポジウム がん,臓器移植とリエゾン精神医学—チーム医療における心のケア
40巻11号(1998年11月発行)
40巻10号(1998年10月発行)
40巻9号(1998年9月発行)
40巻8号(1998年8月発行)
シンポジウム 災害のもたらすもの—阪神・淡路大震災復興期のメンタルヘルス
40巻7号(1998年7月発行)
40巻6号(1998年6月発行)
40巻5号(1998年5月発行)
特集 アジアにおける最近の精神医学事情
40巻4号(1998年4月発行)
40巻3号(1998年3月発行)
40巻2号(1998年2月発行)
特集 精神病像を伴う躁うつ病および分裂感情障害の位置づけ—生物学的マーカーと診断・治療
40巻1号(1998年1月発行)
39巻12号(1997年12月発行)
39巻11号(1997年11月発行)
特集 精神科における合理的薬物選択アルゴリズム
39巻10号(1997年10月発行)
39巻9号(1997年9月発行)
39巻8号(1997年8月発行)
シンポジウム スーパービジョンとコンサルテーション—地域精神医療の方法
39巻7号(1997年7月発行)
39巻6号(1997年6月発行)
39巻5号(1997年5月発行)
特集 学校精神保健—教育との連携の実際
39巻4号(1997年4月発行)
39巻3号(1997年3月発行)
39巻2号(1997年2月発行)
39巻1号(1997年1月発行)
38巻12号(1996年12月発行)
シンポジウム 痴呆の薬物療法の最前線—向知性薬の臨床と基礎
38巻11号(1996年11月発行)
特集 精神医学における分子生物学的研究
38巻10号(1996年10月発行)
38巻9号(1996年9月発行)
38巻8号(1996年8月発行)
38巻7号(1996年7月発行)
38巻6号(1996年6月発行)
38巻5号(1996年5月発行)
特集 精神病理学の方法論—記述か計量か
38巻4号(1996年4月発行)
38巻3号(1996年3月発行)
38巻2号(1996年2月発行)
38巻1号(1996年1月発行)
37巻12号(1995年12月発行)
37巻11号(1995年11月発行)
37巻10号(1995年10月発行)
37巻9号(1995年9月発行)
37巻8号(1995年8月発行)
特集 外来精神科医療の現状と課題
37巻7号(1995年7月発行)
特集 阪神・淡路大震災—現場からの報告
37巻6号(1995年6月発行)
37巻5号(1995年5月発行)
37巻4号(1995年4月発行)
37巻3号(1995年3月発行)
37巻2号(1995年2月発行)
37巻1号(1995年1月発行)
特集 分裂病者の社会復帰—新しい展開
36巻12号(1994年12月発行)
シンポジウム アルツハイマー型痴呆の診断をめぐって
36巻11号(1994年11月発行)
36巻10号(1994年10月発行)
36巻9号(1994年9月発行)
36巻8号(1994年8月発行)
36巻7号(1994年7月発行)
36巻6号(1994年6月発行)
特集 精神医学と生物科学のクロストーク
36巻5号(1994年5月発行)
特集 精神疾患の新しい診断分類
36巻4号(1994年4月発行)
36巻3号(1994年3月発行)
36巻2号(1994年2月発行)
36巻1号(1994年1月発行)
特集 精神科治療の奏効機序
35巻12号(1993年12月発行)
35巻11号(1993年11月発行)
35巻10号(1993年10月発行)
35巻9号(1993年9月発行)
35巻8号(1993年8月発行)
シンポジウム 精神障害者の権利と能力—精神医学的倫理のジレンマ
35巻7号(1993年7月発行)
35巻6号(1993年6月発行)
35巻5号(1993年5月発行)
35巻4号(1993年4月発行)
特集 現代日本の社会精神病理
35巻3号(1993年3月発行)
35巻2号(1993年2月発行)
特集 加齢に関する精神医学的な問題
35巻1号(1993年1月発行)
34巻12号(1992年12月発行)
特集 精神科領域におけるインフォームド・コンセント
34巻11号(1992年11月発行)
34巻10号(1992年10月発行)
34巻9号(1992年9月発行)
34巻8号(1992年8月発行)
特集 薬物依存の臨床
34巻7号(1992年7月発行)
34巻6号(1992年6月発行)
34巻5号(1992年5月発行)
34巻4号(1992年4月発行)
34巻3号(1992年3月発行)
シンポジウム 境界例の診断と治療
34巻2号(1992年2月発行)
34巻1号(1992年1月発行)
33巻12号(1991年12月発行)
特集 不安の病理
33巻11号(1991年11月発行)
33巻10号(1991年10月発行)
33巻9号(1991年9月発行)
33巻8号(1991年8月発行)
33巻7号(1991年7月発行)
33巻6号(1991年6月発行)
33巻5号(1991年5月発行)
33巻4号(1991年4月発行)
33巻3号(1991年3月発行)
33巻2号(1991年2月発行)
特集 精神科領域におけるレセプター機能の研究の進歩
33巻1号(1991年1月発行)
32巻12号(1990年12月発行)
シンポジウム 「うつ」と睡眠
32巻11号(1990年11月発行)
32巻10号(1990年10月発行)
32巻9号(1990年9月発行)
32巻8号(1990年8月発行)
特集 精神疾患の現代的病像をめぐって
32巻7号(1990年7月発行)
32巻6号(1990年6月発行)
特集 精神分裂病の生物学的研究
32巻5号(1990年5月発行)
32巻4号(1990年4月発行)
32巻3号(1990年3月発行)
特集 向精神薬の見逃されやすい副作用と対策
32巻2号(1990年2月発行)
32巻1号(1990年1月発行)
31巻12号(1989年12月発行)
31巻11号(1989年11月発行)
31巻10号(1989年10月発行)
シンポジウム 精神障害者の責任能力
31巻9号(1989年9月発行)
31巻8号(1989年8月発行)
31巻7号(1989年7月発行)
31巻6号(1989年6月発行)
特集 現代社会と家族—諸病態との関連から
31巻5号(1989年5月発行)
31巻4号(1989年4月発行)
31巻3号(1989年3月発行)
31巻2号(1989年2月発行)
31巻1号(1989年1月発行)
特集 サーカディアンリズム—基礎から臨床へ
30巻12号(1988年12月発行)
30巻11号(1988年11月発行)
シンポジウム 痴呆とパーキンソニズム
30巻10号(1988年10月発行)
30巻9号(1988年9月発行)
特集 世界の精神科医療の動向
30巻8号(1988年8月発行)
30巻7号(1988年7月発行)
30巻6号(1988年6月発行)
シンポジウム 地域ケアと精神保健
30巻5号(1988年5月発行)
30巻4号(1988年4月発行)
創刊30周年記念特集 精神医学—最近の進歩 第2部
30巻3号(1988年3月発行)
創刊30周年記念特集 精神医学—最近の進歩 第1部
30巻2号(1988年2月発行)
30巻1号(1988年1月発行)
29巻12号(1987年12月発行)
特集 躁うつ病とセロトニン
29巻11号(1987年11月発行)
29巻10号(1987年10月発行)
29巻9号(1987年9月発行)
29巻8号(1987年8月発行)
29巻7号(1987年7月発行)
29巻6号(1987年6月発行)
29巻5号(1987年5月発行)
29巻4号(1987年4月発行)
29巻3号(1987年3月発行)
29巻2号(1987年2月発行)
29巻1号(1987年1月発行)
特集 老年精神医学
28巻12号(1986年12月発行)
28巻11号(1986年11月発行)
特集 脳の働きと心―大脳の機能をめぐって
28巻10号(1986年10月発行)
28巻9号(1986年9月発行)
28巻8号(1986年8月発行)
28巻7号(1986年7月発行)
28巻6号(1986年6月発行)
28巻5号(1986年5月発行)
28巻4号(1986年4月発行)
28巻3号(1986年3月発行)
28巻2号(1986年2月発行)
特集 現代の子供—心身の発達とその病理—東京都精神医学総合研究所 第13回シンボジウムから
28巻1号(1986年1月発行)
27巻12号(1985年12月発行)
特集 摂食障害の心理と治療
27巻11号(1985年11月発行)
27巻10号(1985年10月発行)
27巻9号(1985年9月発行)
27巻8号(1985年8月発行)
27巻7号(1985年7月発行)
27巻6号(1985年6月発行)
特集 前頭葉の神経心理学
27巻5号(1985年5月発行)
特集 精神分裂病の成因と治療—東京都精神医学総合研究所 第12回シンポジウムから
27巻4号(1985年4月発行)
27巻3号(1985年3月発行)
27巻2号(1985年2月発行)
特集 睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome)―その病態と臨床
27巻1号(1985年1月発行)
26巻12号(1984年12月発行)
26巻11号(1984年11月発行)
26巻10号(1984年10月発行)
26巻9号(1984年9月発行)
26巻8号(1984年8月発行)
26巻7号(1984年7月発行)
特集 側頭葉障害における言語症状
26巻6号(1984年6月発行)
26巻5号(1984年5月発行)
26巻4号(1984年4月発行)
26巻3号(1984年3月発行)
26巻2号(1984年2月発行)
特集 DSM-III—その有用性と問題点
26巻1号(1984年1月発行)
特集 精神疾患に対する神経内分泌的アプローチ
25巻12号(1983年12月発行)
特集 カルバマゼピンの向精神作用
25巻11号(1983年11月発行)
25巻10号(1983年10月発行)
特集 少年非行の心理と病理—東京都精神医学総合研究所 第11回シンポジウムから
25巻9号(1983年9月発行)
25巻8号(1983年8月発行)
特集 児童精神医学の現状と将来—都立梅ケ丘病院30周年記念シンポジウムから
25巻7号(1983年7月発行)
25巻6号(1983年6月発行)
25巻5号(1983年5月発行)
25巻4号(1983年4月発行)
特集 聴覚失認
25巻3号(1983年3月発行)
特集 精神医学における病態モデル
25巻2号(1983年2月発行)
特集 薬物と睡眠をめぐって
25巻1号(1983年1月発行)
24巻12号(1982年12月発行)
特集 アルコール依存症の精神医学—東京都精神医学総合研究所 第10回シンポジウムから
24巻11号(1982年11月発行)
24巻10号(1982年10月発行)
特集 精神科診療所をめぐる諸問題
24巻9号(1982年9月発行)
24巻8号(1982年8月発行)
24巻7号(1982年7月発行)
24巻6号(1982年6月発行)
24巻5号(1982年5月発行)
24巻4号(1982年4月発行)
特集 視覚失認
24巻3号(1982年3月発行)
24巻2号(1982年2月発行)
特集 リチウムの臨床と基礎—最近の話題
24巻1号(1982年1月発行)
23巻12号(1981年12月発行)
23巻11号(1981年11月発行)
特集 Ⅱ.アジアにおける精神衛生問題
23巻10号(1981年10月発行)
特集 失行
23巻9号(1981年9月発行)
23巻8号(1981年8月発行)
23巻7号(1981年7月発行)
特集 てんかんのメカニズムと治療—東京都精神医学総合研究所 第8回シンポジウムから
23巻6号(1981年6月発行)
23巻5号(1981年5月発行)
23巻4号(1981年4月発行)
23巻3号(1981年3月発行)
23巻2号(1981年2月発行)
23巻1号(1981年1月発行)
22巻12号(1980年12月発行)
特集 躁うつ病の生物学
22巻11号(1980年11月発行)
特集 Butyrophenone系抗精神病薬の臨床精神薬理学
22巻10号(1980年10月発行)
特集 日本精神医学と松沢病院
22巻9号(1980年9月発行)
22巻8号(1980年8月発行)
特集 思春期の精神医学的諸問題—東京都精神医学総合研究所 第7回シンポジウムから
22巻7号(1980年7月発行)
特集 Brain Function Testへのアプローチ
22巻6号(1980年6月発行)
22巻5号(1980年5月発行)
特集 睡眠研究—最近の進歩
22巻4号(1980年4月発行)
22巻3号(1980年3月発行)
22巻2号(1980年2月発行)
特集 向精神薬をめぐる最近の諸問題
22巻1号(1980年1月発行)
特集 幻覚
21巻12号(1979年12月発行)
21巻11号(1979年11月発行)
特集 精神分裂病の生物学
21巻10号(1979年10月発行)
21巻9号(1979年9月発行)
21巻8号(1979年8月発行)
特集 老人の精神障害—東京都精神医学総合研究所,第6回シンポジウムから
21巻7号(1979年7月発行)
特集 精神分裂病の遺伝因と環境因
21巻6号(1979年6月発行)
特集 創刊20周年記念 第2部
21巻5号(1979年5月発行)
特集 創刊20周年記念 第1部
21巻4号(1979年4月発行)
21巻3号(1979年3月発行)
21巻2号(1979年2月発行)
特集 妄想
21巻1号(1979年1月発行)
20巻12号(1978年12月発行)
特集 精神鑑定
20巻11号(1978年11月発行)
20巻10号(1978年10月発行)
シンポジウム 精神分裂病者の治療について—東京都精神医学総合研究所,第5回シンポジウムから
20巻9号(1978年9月発行)
20巻8号(1978年8月発行)
20巻7号(1978年7月発行)
20巻6号(1978年6月発行)
20巻5号(1978年5月発行)
20巻4号(1978年4月発行)
20巻3号(1978年3月発行)
20巻2号(1978年2月発行)
20巻1号(1978年1月発行)
19巻12号(1977年12月発行)
特集 青年期の精神病理
19巻11号(1977年11月発行)
シンポジウム こころとからだ—東京都精神医学総合研究所,第4回シンポジウムから
19巻10号(1977年10月発行)
19巻9号(1977年9月発行)
19巻8号(1977年8月発行)
特集 在宅精神医療(2)—社会復帰活動とその周辺
19巻7号(1977年7月発行)
19巻6号(1977年6月発行)
19巻5号(1977年5月発行)
19巻4号(1977年4月発行)
特集 精神分裂病の精神生理学
19巻3号(1977年3月発行)
19巻2号(1977年2月発行)
シンポジウム 生のリズムとその障害—東京都精神医学総合研究所,第3回シンポジウムから
19巻1号(1977年1月発行)
18巻12号(1976年12月発行)
特集 近代日本の宗教と精神医学
18巻11号(1976年11月発行)
18巻10号(1976年10月発行)
18巻9号(1976年9月発行)
18巻8号(1976年8月発行)
18巻7号(1976年7月発行)
18巻6号(1976年6月発行)
特集 在宅精神医療—日常生活における指導と治療
18巻5号(1976年5月発行)
シンポジウム 大都市の病理と精神障害—東京都精神医学総合研究所第2回シンポジウムから
18巻4号(1976年4月発行)
18巻3号(1976年3月発行)
18巻2号(1976年2月発行)
18巻1号(1976年1月発行)
17巻13号(1975年12月発行)
臨時増刊号特集 精神医学における日本的特性
17巻12号(1975年12月発行)
17巻11号(1975年11月発行)
17巻10号(1975年10月発行)
17巻9号(1975年9月発行)
17巻8号(1975年8月発行)
17巻7号(1975年7月発行)
17巻6号(1975年6月発行)
17巻5号(1975年5月発行)
17巻4号(1975年4月発行)
17巻3号(1975年3月発行)
17巻2号(1975年2月発行)
17巻1号(1975年1月発行)
16巻12号(1974年12月発行)
16巻11号(1974年11月発行)
シンポジウム 現代における精神医学研究の課題—東京都精神医学総合研究所開設記念シンポジウムから
16巻10号(1974年10月発行)
16巻9号(1974年9月発行)
16巻7号(1974年7月発行)
シンポジウム 向精神薬療法の現状と問題点—Dr. Frank J. Ayd, Jr. を迎えて
16巻6号(1974年6月発行)
誌上シンポジウム 日本の精神医療についての4つの意見
16巻5号(1974年5月発行)
16巻4号(1974年4月発行)
16巻3号(1974年3月発行)
16巻2号(1974年2月発行)
16巻1号(1974年1月発行)
15巻12号(1973年12月発行)
特集 精神障害と家族
15巻11号(1973年11月発行)
15巻10号(1973年10月発行)
15巻9号(1973年9月発行)
15巻8号(1973年8月発行)
15巻7号(1973年7月発行)
15巻6号(1973年6月発行)
15巻5号(1973年5月発行)
15巻4号(1973年4月発行)
特集 痴呆の臨床と鑑別
15巻3号(1973年3月発行)
15巻2号(1973年2月発行)
15巻1号(1973年1月発行)
14巻12号(1972年12月発行)
特集 精神障害者の動態
14巻11号(1972年11月発行)
14巻10号(1972年10月発行)
14巻9号(1972年9月発行)
14巻8号(1972年8月発行)
14巻7号(1972年7月発行)
14巻6号(1972年6月発行)
14巻5号(1972年5月発行)
特集 てんかん分類へのアプローチ
14巻4号(1972年4月発行)
14巻3号(1972年3月発行)
14巻2号(1972年2月発行)
特集 作業療法
14巻1号(1972年1月発行)
13巻12号(1971年12月発行)
特集 社会変動と精神医学
13巻11号(1971年11月発行)
13巻10号(1971年10月発行)
特集 内因性精神病の生物学的研究
13巻9号(1971年9月発行)
13巻8号(1971年8月発行)
13巻7号(1971年7月発行)
13巻6号(1971年6月発行)
13巻5号(1971年5月発行)
特集 向精神薬をめぐる問題点
13巻4号(1971年4月発行)
13巻3号(1971年3月発行)
13巻2号(1971年2月発行)
13巻1号(1971年1月発行)
12巻12号(1970年12月発行)
特集 社会のなかの精神科医
12巻11号(1970年11月発行)
12巻10号(1970年10月発行)
12巻9号(1970年9月発行)
12巻8号(1970年8月発行)
12巻7号(1970年7月発行)
12巻6号(1970年6月発行)
特集 境界例の病理と治療
12巻5号(1970年5月発行)
特集 対人恐怖
12巻4号(1970年4月発行)
12巻3号(1970年3月発行)
12巻2号(1970年2月発行)
特集 医療危機と精神科医—第6回日本精神病理・精神療法学会 討論集会をめぐって
12巻1号(1970年1月発行)
11巻12号(1969年12月発行)
11巻11号(1969年11月発行)
11巻10号(1969年10月発行)
11巻9号(1969年9月発行)
11巻8号(1969年8月発行)
11巻7号(1969年7月発行)
11巻6号(1969年6月発行)
11巻5号(1969年5月発行)
特集 心気症をめぐつて
11巻4号(1969年4月発行)
11巻3号(1969年3月発行)
特集 医学教育と精神療法
11巻2号(1969年2月発行)
11巻1号(1969年1月発行)
10巻12号(1968年12月発行)
10巻11号(1968年11月発行)
10巻10号(1968年10月発行)
10巻9号(1968年9月発行)
10巻8号(1968年8月発行)
10巻7号(1968年7月発行)
特集 集団精神療法(日本精神病理・精神療法学会第4回大会シンポジウム)
10巻6号(1968年6月発行)
10巻5号(1968年5月発行)
特集 うつ病—日本精神病理・精神療法学会(第4回大会シンポジウム)
10巻4号(1968年4月発行)
10巻3号(1968年3月発行)
10巻2号(1968年2月発行)
10巻1号(1968年1月発行)
9巻12号(1967年12月発行)
9巻11号(1967年11月発行)
9巻10号(1967年10月発行)
9巻9号(1967年9月発行)
9巻8号(1967年8月発行)
9巻7号(1967年7月発行)
特集 精神療法の技法と理論—とくに人間関係と治癒像をめぐって
9巻6号(1967年6月発行)
特集 心因をめぐる諸問題
9巻5号(1967年5月発行)
特集 創造と表現の病理
9巻4号(1967年4月発行)
特集 精神療法における治癒機転
9巻3号(1967年3月発行)
9巻2号(1967年2月発行)
特集 精神分裂病の診断基準—とくに“Praecoxgefühl”について
9巻1号(1967年1月発行)
特集 内因性精神病の疾病論
8巻12号(1966年12月発行)
特集 うつ病の臨床
8巻11号(1966年11月発行)
特集 宗教と精神医学
8巻10号(1966年10月発行)
特集 地域精神医学—その理論と実践
8巻9号(1966年9月発行)
8巻8号(1966年8月発行)
8巻7号(1966年7月発行)
特集 精神医療体系のなかでの精神病院の位置づけ
8巻6号(1966年6月発行)
特集 薬物と精神療法
8巻5号(1966年5月発行)
8巻4号(1966年4月発行)
特集 精神分裂病の家族研究
8巻3号(1966年3月発行)
特集 精神活動とポリグラフ
8巻2号(1966年2月発行)
8巻1号(1966年1月発行)
7巻12号(1965年12月発行)
7巻11号(1965年11月発行)
7巻10号(1965年10月発行)
7巻9号(1965年9月発行)
7巻8号(1965年8月発行)
7巻7号(1965年7月発行)
7巻6号(1965年6月発行)
特集 呉秀三先生の生誕100年を記念して
7巻5号(1965年5月発行)
7巻4号(1965年4月発行)
7巻3号(1965年3月発行)
特集 精神分裂病の“治癒”とは何か
7巻2号(1965年2月発行)
特集 精神療法の限界と危険
7巻1号(1965年1月発行)
6巻12号(1964年12月発行)
6巻11号(1964年11月発行)
特集 向精神薬・抗けいれん剤の効果判定法
6巻10号(1964年10月発行)
6巻9号(1964年9月発行)
6巻8号(1964年8月発行)
6巻7号(1964年7月発行)
6巻6号(1964年6月発行)
6巻5号(1964年5月発行)
6巻4号(1964年4月発行)
6巻3号(1964年3月発行)
6巻2号(1964年2月発行)
特集 神経症の日本的特性
6巻1号(1964年1月発行)
特集 近接領域からの発言
5巻12号(1963年12月発行)
5巻11号(1963年11月発行)
5巻10号(1963年10月発行)
5巻9号(1963年9月発行)
5巻8号(1963年8月発行)
5巻7号(1963年7月発行)
5巻6号(1963年6月発行)
5巻5号(1963年5月発行)
5巻4号(1963年4月発行)
5巻3号(1963年3月発行)
特集 てんかん
5巻2号(1963年2月発行)
特集 病識〔精神病理懇話会講演および討議〕
5巻1号(1963年1月発行)
4巻12号(1962年12月発行)
4巻11号(1962年11月発行)
特集 睡眠
4巻10号(1962年10月発行)
4巻9号(1962年9月発行)
4巻8号(1962年8月発行)
4巻7号(1962年7月発行)
4巻6号(1962年6月発行)
4巻5号(1962年5月発行)
4巻4号(1962年4月発行)
4巻3号(1962年3月発行)
4巻2号(1962年2月発行)
4巻1号(1962年1月発行)
3巻12号(1961年12月発行)
特集 非定型内因性精神病
3巻11号(1961年11月発行)
3巻10号(1961年10月発行)
3巻9号(1961年9月発行)
3巻8号(1961年8月発行)
3巻7号(1961年7月発行)
3巻6号(1961年6月発行)
3巻5号(1961年5月発行)
3巻4号(1961年4月発行)
3巻3号(1961年3月発行)
3巻2号(1961年2月発行)
3巻1号(1961年1月発行)
特集 妄想の人間学—精神病理懇話会講演ならびに討論