icon fsr

文献詳細

雑誌文献

精神医学19巻11号

1977年11月発行

文献概要

シンポジウム こころとからだ—東京都精神医学総合研究所,第4回シンポジウムから

精神医学における情動研究の意義—“こころとからだ”の総論に代えて

著者: 諏訪望1

所属機関: 1埼玉医科大学神経精神科センター

ページ範囲:P.1116 - P.1123

文献購入ページに移動
Ⅰ.まえがき
 “こころとからだ”という主題は古くから論議の対象になっているものであり,しかもいかなる視点からとりあげるかによって,さまざまな体系の理論が展開される。私は司会の役を引受けることになったが,よく考えてみると,この問題はとうてい私の手に負えるものではない。しかしいずれにしても,このシンポジウムは,一応精神医学を中心として問題を迫究するという制約のもとで進められることになると思う。
 ところで論議の過程における混乱を避け,また問題の所在を明らかにするために,予め“こころ”および“からだ”ということばの意味を検討しておくことが必要であると思われる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?