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文献詳細

雑誌文献

精神医学19巻11号

1977年11月発行

文献概要

研究と報告

熱性けいれんから無熱性けいれんへの移行例—Ⅱ.因子分析法による研究

著者: 坪井孝幸1 山村晃太郎2

所属機関: 1東京都神経科学総合研究所,遣伝学部門 2東京都神経科学総合研究所,疫学部門

ページ範囲:P.1167 - P.1171

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Ⅰ.まえがき
 これは熱性けいれんから無熱性けいれんへの移行例の臨床的・脳波学的・追跡的研究(第1報)2)の続報である。したがって熱性けいれんの概略についてはすでに述べたので,ここでは繰り返さない。本研究の目的は熱性けいれん児を予後から,1)熱性けいれんのみ,2)無熱性けいれんへの移行例,3)熱性けいれんの既往を有し,今回種痘の相談に来院したものの3群に分け,因子分析法を用いて,おのおのの群を構成する要因の抽出を試みることにある。この種の分析を熱性けいれんに応用したのは,本研究がはじめてである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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