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古典紹介
—Ugo Cerletti—L'Elettroshock—第2回
著者: 村田忠良1 遠藤正臣2
所属機関: 1札幌天使病院神経科 2金沢大学医学部神経精神医学教室
ページ範囲:P.171 - P.187
文献購入ページに移動電撃によってわれわれは安全かつ恒常的に人間に,しかもそれを繰り返すことで同一個体に一度ならずけいれん発作を誘発できるということ,そして電気刺激の強度を適当に調節して発作の種々の移行段階を分析できるという可能性をこの新しい方法が提供する。この安全性,恒常性,そして可能性が発作を構成する要素とその発展の様式の分析的研究をより深めることを可能にし,その発生病理の問題つまりてんかん発作のメカニズムに何らかの貢献をもたらすことを可能にした。
何よりもまず,電撃によるけいれんがすべての点でてんかん発作に類似するとすれば,それがそのような模式的な要約にあてはまるように問題を限定するにあたり次の間が置かれよう:すなわち,何をてんかん発作と理解すべきなのか。
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