icon fsr

文献詳細

雑誌文献

精神医学19巻3号

1977年03月発行

研究と報告

分裂病症状を呈したAnorexia Nervosaの1既報告例

著者: 高柳功1 小宮山徳太郎2

所属機関: 1有沢橋病院 2信州大学医学部神経精神医学教室

ページ範囲:P.255 - P.261

文献概要

I.はじめに
 神経性無食欲症Anorexia nervosa,青春期やせ症Pubertatsmagersuchtについては,今日すでにSimmonds病との異同をめぐる論争も終わり11),精神疾患あるいは精神身体疾患としてその位置はほぼ確立されたかにみえる。最近Hyperorexia nervosaともいうべき症例19)も報告され,その概念はより広くeating disorders3)としてまとめられる傾向にある。
 わが国では梶山9),石川ら5),下坂14)などの総説的な研究があり,精神科領域での研究はかなりすすんでいる。近年,精神身体医学の立場から,むしろ近接領域での報告例が目立つ12,13,17,20)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら