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文献詳細

雑誌文献

精神医学19巻7号

1977年07月発行

文献概要

研究と報告

強迫症の臨床的研究

著者: 成田善弘1

所属機関: 1名古屋大学医学部精神医学教室

ページ範囲:P.689 - P.699

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I.はじめに
 強迫機制は正常人にも認められ,強迫症状は,神経症,うつ病,境界例,分裂病など様々な病態に出現する。すなわち,強迫機制,強迫症状は広いスペクトラムをもって現れている11)
 われわれは精神療法的接近を行ないつつ,強迫症状の病態の理解,強迫症者の人格構造の理解を深めようと試みてきており,その一部をすでに報告した7,10)。本稿でも,強迫神経症を中心とする強迫症者について,臨床的,精神療法的立場から検討を加えたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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