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文献詳細

雑誌文献

精神医学2巻11号

1960年11月発行

文献概要

展望

フランスの妄想研究(4)—第1部 症候論(つづき)—熱情妄想病(C.嫉妬妄想病),de Clérambaultの精神自動症,影響妄想,妄想直観—第2部 病因論—パラノイア体質論,Lacanのパラノイア心因論

著者: 小木貞孝1

所属機関: 1東京大学医学部精神医学教室

ページ範囲:P.725 - P.739

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C.嫉妬妄想病(délire de jalousie)
 de Clérambaultは嫉妬妄想における熱情のもつ意義をみごとに指摘した。その後この線にそつてなされた研究は実に豊富な成果をもたらした。ここでは3つの代表的研究を展望してみたい。Minkowski,Lagache,Eyの研究がそれであるが,3人ともにおのおの独自の立場をもつていて相互の学説の比較という意味でも興味がふかいと思われる。
 Minkowski1)は嫉妬妄想患者の1症例を中心とする研究を行なつた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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