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文献詳細

雑誌文献

精神医学2巻4号

1960年04月発行

研究と報告

発作性意識障害をともなうInfantilismusの1例

著者: 黒澤良介1 諏訪尚史1

所属機関: 1三重県立大

ページ範囲:P.213 - P.217

文献概要

 意識障害発作をともなう脳下垂体性株儒の女の患者で,肝機能障害を示す症例について主に代謝の面より検討した。発作時には著明な尿量の減少,肝臓腫大が認められ,意識障害は間脳に基因するとしても後葉ホルモン不活性化の障害の意味において,発作には肝が関与するものと推論した。またこの保儒症は1年半の肝臓保護療法の結果いちじるしく改善され,第2次性徴,初潮をみるにいたつている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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