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文献詳細

雑誌文献

精神医学2巻8号

1960年08月発行

文献概要

研究と報告 分裂病的心性と青年期

Ⅰ.青年期における身体への関心と分裂病的心性

著者: 蔵内宏和1

所属機関: 1久留米大学医学部神経精神医学教室

ページ範囲:P.515 - P.519

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 青年期になると,体や心にさまざまな変化が起こる。性的成熟にともなつて起こる心理的な現象は,これまで青年心理学の研究の対象であり,Spranger,Tumlirz,Buhler以来いろいろの研究がある。また精神分析学的な立場からは,S. Freud,A. Freudそのほかの検索がある。
 それらはさておき,一般に青年期になると,身長や体重が増加し,また筋肉も発達してくる。一方,消化器系統や内臓器官の発達もいちじるしく,性腺の発達はとくに目だつてくる。男子では遺精や夢精の現象が始まり,女子では月経が開始し,第2次性徴が著明になつてくる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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