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文献詳細

雑誌文献

精神医学20巻11号

1978年11月発行

研究と報告

緊張病様状態を呈した脳炎の3症例

著者: 鹿井功1 服部英世1 宮川太平1 森山茂2 古賀靖人2

所属機関: 1熊本大学医学部,中毒研究施設,神経中毒学部門 2熊本大学医学部,神経精神医学

ページ範囲:P.1229 - P.1234

文献概要

I.はじめに
 最近,原因不明の脳炎が数多く報告され,検討がなされている。しかし,未だにその系統的な分類はなされるに至っていない。
 最近,われわれは心身故障の訴えを初発症状とし,続いて行動異常・言動異常を呈し,一時期に精神分裂病が疑われた亜急性の脳炎で良好な経過をとった3症例を経験した。そこでこの3症例を記載し,原因不明の脳炎との関連において検討し,さらに分裂病や向精神薬との関係についても考察を加えたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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