文献詳細
特集 精神鑑定
文献概要
I.はじめに
筆者は先ごろ,本誌に巻頭言として「望ましい司法精神医学の発展」という小論を書いた6)が,そのなかでわが国の司法精神医学と精神鑑定について大まかに展望した。また,それより前に,筆者は懸田克躬,武村信義の両氏とともに編集した「司法精神医学」のなかで,わが国の司法精神医学の歴史に触れ,精神鑑定のわが国の実情にも言及した4,5)。その他,筆者は,精神鑑定にとって重要と思われる鑑定センターや司法精神医学の研究機関について論じたこともある3)。ここでは,これらの従来の論述を補足し,筆者が現在念頭にあることを披瀝したい。
筆者は先ごろ,本誌に巻頭言として「望ましい司法精神医学の発展」という小論を書いた6)が,そのなかでわが国の司法精神医学と精神鑑定について大まかに展望した。また,それより前に,筆者は懸田克躬,武村信義の両氏とともに編集した「司法精神医学」のなかで,わが国の司法精神医学の歴史に触れ,精神鑑定のわが国の実情にも言及した4,5)。その他,筆者は,精神鑑定にとって重要と思われる鑑定センターや司法精神医学の研究機関について論じたこともある3)。ここでは,これらの従来の論述を補足し,筆者が現在念頭にあることを披瀝したい。
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