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古典紹介
—Philippe Chaslin—La confusion mentale primitive
著者: 大東祥孝1 浜中淑彦2
所属機関: 1京都第一赤十字病院精神科 2京都大学医学部精神神経科
ページ範囲:P.423 - P.434
文献購入ページに移動私の目的の一つは,マニーmanieでもメランコリーmélancolieでも,「変質者の妄想病délires des dégénérés」でもない,独自な急性精神病folies aiguësの一型についてフランスの医師の注意を喚起することにあり,更に私は,原発性精神錯乱のことはすでにフランスにおいて,外国で信じられている以上によく知られており,したがって,被害妄想病délire des persécutions,進行麻痺,その他多くの疾患についてと同程度に,われわれにはそれについて次のように語る資格があるのだということを証明したいのである。すなわち,精神錯乱の範囲を規定したのはわれわれフランス人が最初であって,それは最も初期のエスキロールの仕事に後続する諸著作においてなされたものである。
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