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文献詳細

雑誌文献

精神医学20巻7号

1978年07月発行

研究と報告

Benzodiazepine系の新抗不安薬K-373(Prazepam)の臨床治験

著者: 藤波茂忠1 岩崎靖雄1 藤木健夫1 森岡恭介1 高木克芳1 斎藤隆亮1

所属機関: 1日本医科大学神経科

ページ範囲:P.747 - P.757

文献概要

I.はじめに
 Prazepam(K-373)はbenzodiazepine系の新しいminor tranquilizerで,化学名は7-chloro-1-cyclopropylmethyl-1,3-dihydro-5-phenyl-2 H-1,4-benzodiazepin-2-oneである。構造式は,DiazepamのN-1位のmethyl基をcyclopropylmethyl基に置換したものである(図1)。
 本剤は,欧米諸国では,二重盲検試験4,11,17,21,23,26)はもとより,10,000余例を対象とした第4相試験22)も終え,すでに市販され,臨床面でも一般医に広く使用され,その安全性と有用性が認められているものである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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