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資料
神奈川県の精神科診療所の通院患者調査
著者: 安斉三郎12
所属機関: 1安斉医院 2神奈川県神経科診療所協会
ページ範囲:P.775 - P.786
文献購入ページに移動I.はじめに
精神科の医療に占める診療所の役割の重要性は,ここ数年の間に広く一般に認識されつつあるが,精神科診療所の医療の現状や受診患者についての調査は,若干の個々の報告はある1,10,12)ものの,地域的全体的にはいまだ行なわれていず,資料に極めて乏しい現状である。
神奈川県神経科診療所協会は,昭和40年全国に先駆けて診療所を運営する医師の集りとして結成され,現在では所属会員37名を擁する協会であるが脚注1),昭和45年に全国ではじめて,協会所属診療所の通院患者の調査を行ない報告している13)。さらにその後も引続いて,昭和49年から51年までの3年間にわたり通院患者の継続的な調査を実施してきた。
このような調査はわが国においては,はじめての試みであり,きわめて貴重な調査であると思われるので,ここにその結果を報告し参考に供したいと思う。
精神科の医療に占める診療所の役割の重要性は,ここ数年の間に広く一般に認識されつつあるが,精神科診療所の医療の現状や受診患者についての調査は,若干の個々の報告はある1,10,12)ものの,地域的全体的にはいまだ行なわれていず,資料に極めて乏しい現状である。
神奈川県神経科診療所協会は,昭和40年全国に先駆けて診療所を運営する医師の集りとして結成され,現在では所属会員37名を擁する協会であるが脚注1),昭和45年に全国ではじめて,協会所属診療所の通院患者の調査を行ない報告している13)。さらにその後も引続いて,昭和49年から51年までの3年間にわたり通院患者の継続的な調査を実施してきた。
このような調査はわが国においては,はじめての試みであり,きわめて貴重な調査であると思われるので,ここにその結果を報告し参考に供したいと思う。
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