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文献詳細

雑誌文献

精神医学20巻8号

1978年08月発行

研究と報告

反応性躁病について

著者: 福間悦夫1

所属機関: 1鳥取大学医学部神経精神医学教室

ページ範囲:P.829 - P.833

文献概要

I.はじめに
 反応性に起こるうつ状態は,臨床上しばしば経験されるが,反応性に起こる躁状態は稀である。すでにSchneider, K. 3)は,反応性躁病"reaktive Manie"について述べているが,反応性躁病は臨床的な意味をもたない——ともいっている。しかし,反応性に起こったと考えられる症例を観察することは,現在未だ不十分である躁病の状況論に寄与するところ少なくないものと思われる。
 ここでは,自験例3例を中心に,その精神病理を検討してみたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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