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文献詳細

雑誌文献

精神医学20巻9号

1978年09月発行

文献概要

研究と報告

Carbamazepine血清内濃度の問題点—とくに単独投与初期について

著者: 兼子直1 鈴木喜八郎1 佐藤時治郎2

所属機関: 1弘前大学神経精神科 2弘前てんかん研究所

ページ範囲:P.1011 - P.1014

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I.はじめに
 抗てんかん剤Carbamazepine(CBZ)はてんかん治療にひろく使用されている。本剤を単独投与群と他剤併用群について調べた結果,両群とも投与量が増大しても血清内濃度(以下,濃度と略す)はそれほど増加せず,投与量と濃度との相関が低くdose-dependencyはないことはすでに報告3,5,9,12,13)されている。この原因について服薬期間の長短による代謝速度の変化,薬物相互作用などを想定して検討5,7)しているうちにCBZ単独投与中の初期に濃度が低下する3症例がみられたので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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