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研究と報告
いわゆる皮膚—腸内寄生虫妄想を呈した4症例—精神病理学的および神経心理学的検討
著者: 曽根啓一1
所属機関: 1岐阜大学医学部神経精神医学教室
ページ範囲:P.1069 - P.1078
文献購入ページに移動 「いわゆる皮膚—腸内寄生虫妄想」の4例を報告した。
本症の成立機序は,視床,間脳下垂体,脳幹部の退行性機能低下が基礎にあって何らかの異常体感を惹起し,その上にこれに対する認知障害(失認)が生じ,そこから引き出された誤った判断が確信され,表象されることにあると考える。
本症の成立機序は,視床,間脳下垂体,脳幹部の退行性機能低下が基礎にあって何らかの異常体感を惹起し,その上にこれに対する認知障害(失認)が生じ,そこから引き出された誤った判断が確信され,表象されることにあると考える。
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