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文献概要
研究と報告
脳波を音と光に変換する方法—α波の場合
著者: 椙村憲之1 長田昭平2
所属機関: 1山梨大学教育学部特殊教育研究室 2山梨大学教育学部技術科(電気)
ページ範囲:P.1335 - P.1340
文献購入ページに移動I.はじめに
電子工学が長足の進歩をとげたことによって,今日脳波分析の技術も一段と向上した。とりわけコンピュータが脳波分析学の発展にとって果たした役割は大きく,コンピュータを駆使した分析方法の開発も盛んに行なわれている。しかし時々刻刻と変化する脳波情報を的確にキャッチし,しかもオンラインで簡単に処理するいわゆる臨床に直結した分析方法の検討は,ほとんどなされていない。
そこで,われわれは,臨床あるいは教育の現場において,脳波をもっと手軽に幅広く活用するために脳波を“音”と“光”に変換する方法を考案し,その装置の試作研究ならびに装置を実際に使用した実験を行なっている。
電子工学が長足の進歩をとげたことによって,今日脳波分析の技術も一段と向上した。とりわけコンピュータが脳波分析学の発展にとって果たした役割は大きく,コンピュータを駆使した分析方法の開発も盛んに行なわれている。しかし時々刻刻と変化する脳波情報を的確にキャッチし,しかもオンラインで簡単に処理するいわゆる臨床に直結した分析方法の検討は,ほとんどなされていない。
そこで,われわれは,臨床あるいは教育の現場において,脳波をもっと手軽に幅広く活用するために脳波を“音”と“光”に変換する方法を考案し,その装置の試作研究ならびに装置を実際に使用した実験を行なっている。
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