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文献詳細

雑誌文献

精神医学21巻12号

1979年12月発行

短報

精神分裂病とHLA抗原

著者: 浅香昭雄1 岡崎祐士2 苗村育郎2 十字猛夫3 宮本光子3 石川文之進4

所属機関: 1東京大学医学部脳研究施設 2東京大学医学部精神医学教室 3東京大学病院輸血部 4宇都宮病院

ページ範囲:P.1370 - P.1373

文献概要

 中核型精神分裂病患者136名について,HLA抗原の表現型頻度を検討した。A9(Aw 24),A10(A 26),Bw54の頻度は上昇し,B40の頻度は減少していた。いままでの諸外国での報告と比較してみると,重い人格荒廃を特徴とする慢性進行型の患者は,A9(Aw 24)との関連が想定され,いわゆる破瓜型の患者はA10(A 26)との関連が示唆される所見を得た。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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