文献詳細
古典紹介
Eugen Bleuler:Freud'sche Mechanismen in der Symptomatologie von Psychosen〔Psychiatr-neur. Wschr.,34;316,35;323,36;338,1906.〕
著者: 下坂幸三1
所属機関: 1下坂クリニック
ページ範囲:P.205 - P.215
文献概要
私が以下に述べるところは,全体の中から一つの現実的な批判を呼び出そうという要求から生じている。私が,フロイトについて思い違いをしているのではないとするならば,フロイトの理論を詳しく調べてみることは,少なくとも低く見積ることのできない利益をもたらすはずである。私が,確信しているように,フロイトの見方の中に,何か正しいものがあるとするならば,そのような重要な認識に対して,学問に至る道は,閉ざされるべきではなかろう。
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