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巻頭言
精神科入院医療の進路
著者: 渡辺栄市12
所属機関: 1日本精神病院協会 2渡辺病院
ページ範囲:P.338 - P.339
文献購入ページに移動 現在わが国の精神科入院患者の必要病床数は人口万対25という率が,昭和43年以来引き続いて用いられている。人口を概算して1億1千万と一応考えても,万対25であれば27万5千床になる。しかし昭和52年6月末現在の厚生省統計によれば,在院患者数は29万5千5百で,万対在院患者の率は26.1であり病床利用率は102.8になり患者の在院数は漸増して来ている。
しかし,医療審議会の必要病床数の答申にはこの基礎になる万対25の上に老人病棟,小児病棟,アルコール中毒者等が特殊病床としてうわのせ加算されることになっているから,それらを加えれば大体入院病床数は答申のわく内におさまっているのではないかと思う。
しかし,医療審議会の必要病床数の答申にはこの基礎になる万対25の上に老人病棟,小児病棟,アルコール中毒者等が特殊病床としてうわのせ加算されることになっているから,それらを加えれば大体入院病床数は答申のわく内におさまっているのではないかと思う。
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