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短報
Estazolamによる薬剤過敏性肝障害の1例—リンパ球刺激試験による起因薬剤の確認
著者: 斎藤英二1 北見啓之2
所属機関: 1順天堂大学医学部精神医学教室 2順天堂大学医学部内科教室
ページ範囲:P.427 - P.429
文献購入ページに移動向精神薬による薬剤性肝障害は,使用されはじめた初期より多くの報告1〜3)が行なわれているが,薬剤の種類量と肝障害との関係,出現率などについては必ずしも一定の所見は得られていない。今回,向精神薬療法中に発熱,黄疸が出現し,諸検査により薬剤過敏性肝障害と診断された1例について,リンパ球刺激試験(LST)を行ない起因薬剤を確認したので,若干の考察を加えて報告する。
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