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巻頭言
思いつくことなど—再び「まちなかの臨床医」として
著者: 久山照息1
所属機関: 1湊川病院
ページ範囲:P.592 - P.593
文献購入ページに移動敢えていうならば,わたしの仕事は「ふれあい」を,なにか診察とか,相談とか,私の臨床医としての役割,それも「まちなか」の一精神病院の勤務医としての仕事の中での出会いを大切にしてゆくことである。診断ということはけっしてそうではないのに,レッテル貼りに終っている事実を現在もなお知らされている。それはたしかに精神科医の診療が忙しくて,あるいはたくさんの患者をこなさざるを得ない情況に追い込められてそうなるのか,あるいはレッテルを貼りつけて,あとは薬を飲ましておけばよいと確信しているのか,よくは分らない。
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