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雑誌目次

論文

精神医学22巻7号

1980年07月発行

雑誌目次

巻頭言

社会復帰

著者: 堀要

ページ範囲:P.682 - P.683

 来年は世界障害年とのことであるが,これはおそらく障害者の人間としての権利の保障を世界的規模で啓蒙しようとすることであろうし,そうあるべきだと私は考える。わが国でもその年に因んだ行事や運動の準備がなされているようである。行政がこれをとりあげるには予算措置を必要とするからでもあろう。そして障害者の中には当然精神障害者もふくまれているはずであるが,はたしてわが国での因みの行事や運動にこのことがどれだけどのように組みこまれるのであろうか。
 ここで,人間としての権利の復活,人間復権という意味での社会復帰を精神障害者について考えてみたい。

特集 Brain Function Testへのアプローチ

序論

著者: 大橋博司

ページ範囲:P.684 - P.684

 「日本失語症研究会」が発足し,ささやかながら学術集会がもたれるようになってから,今年で4年目に入る。この研究会の主な目的は従来の学術的研究を深めると共に,失語症その他の脳疾患患者の治療とリハビリテーションを学術面と実践面から推進することにある,とされている。かなり学際的な集まりで,医学者やリハビリテーション関係者だけでなく,心理学者や言語学者の中からも関心ある方々の参加をいただいている。
 すでに「標準失語症テスト」(SLAT)が製作され,現在かなりの普及をみていることは周知のところであろう。このテストも今後なお改良さるべき点はあろうが,これまでにそれなりの役割をはたしている,とは言えるだろう。

神経内科の立場から

著者: 志田堅四郎

ページ範囲:P.685 - P.693

I.はじめに
 神経内科で,大脳の機能,失語・失行・失認の検査を行なう目的はいうまでもなく,大脳半球傷害の部位と拡がり,その重症度を知った上で,疾病の原因を推定し,治療を行ない,その経過と予後を判定するための資料を得ることにほかならない。したがって,神経心理学的障害の構造のみではなく,解剖学的傷害の部位の判定にも役立つものでなくてはならない。更にルーチンの神経学的検査のみでは発見し得ないような,しかも単に機能的ではない,明らかな器質的なsubclinicalな軽症例の発見にも役立つ必要もある。
 九州大学神経内科の過去6年間の入院患者総数1,250例中,機能障害を除いた大脳半球器質傷害例は232例で,そのうち失語・失行・失認を有するものは53例であった(表1)。そのうち失行・失認のみに限れば,発見されたものは39例(17%)に過ぎない。疾病別にみれば中毒性疾患にその頻度が高いことが注目される。しかし単にびまん性傷害のみがその理由とすれば変性疾患にもう少し頻度が高くてもよいかも知れない。もちろん疾患の特異性もあろうし,感覚・運動障害があった場合にはそれ以上検査をする必要がなかったこともあろうかと思われる。更にテストを行なうときの技術的問題をも含んでいるものと考えられる。このデータを集計するに当たって,実際的な面で感じたいくつかの間題がある。
 先ず第一に病棟に予め準備されてある複雑なテスト・バッテリーはほとんど利用されていない。ルーチンの診察以外に予め準備した道具が必要な項目の検査が特に行なわれていない。またこれらの症状に対する検査の認識不足も問題となる。その他の神経精神医学的症状との区別,たとえば特に了解障害と観念運動失行の区別が明確でないということもあり得ると思われる。したがって神経内科においても是非とも利用度の高い実際的なBrain Function Testを作成する必要は極めて高いものと思われる。

リハビリテーションの立場から

著者: 重野幸次

ページ範囲:P.695 - P.703

I.はじめに
 失語症・失行症・失認症の検査(以下Brain Function Testとする)は意識障害,知能障害の検査など,一般的精神機能の検査と並んで,従来より神経学的検査の重要な一部分を占めている。
 しかしこれら症候は複雑で,検査方法も標準化されたものがなく多種多様であり,各症状の定義や分類も様々であること,検査にも時間のかかること,正確な評価をするには特殊な道具やテストバッテリーを必要とすること,検査の実施やその解釈には熟練を要すること,などから単に症状の有無程度の簡単なスクリーニング検査はともかくも,より正確な評価はその方面の専門医や神経心理学士,リハビリテーションのスタッフなどに託されることが多い。限られた時間内に在来の種々のBrain Function Testや各症候のすべてを網羅して解説することは困難であるので,以下の諸点に焦点を合わせて概説することにする。
 まずBrain Function Testの用途・目的,テスト施行上の要点について述べる。
 次に,われわれのリハ施設における失語症・失行症・失認症の頻度について報じ,この中から構成障害,着衣障害,半側視空間失認を選び,その検査方法と成績を紹介する。同時にこれら症状の大脳半球優位性,巣症状としての意義について述べる。
 最後にリハビリテーション医学の立場より,日常生活動作の阻害因子としての失語症・失行症・失認症の問題をとりあげる。一般の失行症についても解説する予定であったが,失行症はその内容や解釈が特に複雑で,従来の類型分類にも多々問題があり,短時間では言いつくすことができないので検査結果のみの記述にとどめ,今回は割愛することにした。

Luriaの神経心理学的検査法

著者: 鹿島晴雄

ページ範囲:P.705 - P.710

I.はじめに
 Brain Function Testの対象は要素的な神経機能から認知,行為,ことば,思考などの複雑な高次精神機能までを含むと考えられるが,従来よりの要素的な神経機能の検査法に比べ,神経心理学の対象となるような高次の精神機能に関する検査法は,充分に確立されているとはいいがたい。"Brain Function"に関する知識は未だ極めて不充分であり,神経心理学に限っても様々な立場があり,したがってその検査法も様々なものがある。
 ここではそれらの中でLuriaの高次精神機能に関する基本的立場と,その主として局在診断のための神経心理学的検査法につき述べる。

β式知能テストの試み

著者: 伊藤隆二

ページ範囲:P.711 - P.717

 言語表現の未発達な乳幼児,および何らかの原因によって表出言語(expressive language)に障害をきたしている脳疾患患者の場合,現行の言語によるα式知能テストは適用できない。しかし,言うまでもなく,これらの被検者が知的機能を発揮することができないのではない。知的機能は種種の行動に反映する。その行動を一定の規準でとらえることで,被検者の知的機能を知ることができる。
 脳機能(brain function)を知的機能におきかえて,ここではこうした機能のうち,言語として表出されない知的機能のテストの可能性について論じていく。

言語発達の立場から

著者: 中島誠

ページ範囲:P.719 - P.723

Ⅰ.言語機能形成の基本的機制
 言語機能の形成にとって,次の3つの発達過程が重要な柱になっていると考えられる(Nakazima3〜6))。

言語学の立場から

著者: 神尾昭雄

ページ範囲:P.725 - P.727


 一般にBroca型の失語症患者の発する文は,英語の場合,文法的要素が脱落したものが多く,Broca型の失語症は統語構造に関する欠陥であるとされている。しかし,Mary-Louise Kean3〜5)は,最近の音韻理論,特に音韻語(phonological word)の概念に基づいて,Broca型患者の発話は,音韻面に関わる障害であると主張している。
 たとえば,しばしば指摘される(1)のような文でのbe動詞の脱落は,(1)の口語形(2)から,接辞化され前の名詞の一部と化した—'s(〔s〕〔z〕〔Əz〕)が脱落したものと考えられる。ここで注目すべきことは,この—'sのような要素は,英語の文の強勢の決定には無関係であることである。

研究と報告

パーキンソン病の精神医学的研究(Ⅰ)—310例のアンケート調査結果を中心に

著者: 山田幸彦 ,   富田邦義 ,   小川俊樹 ,   飯塚礼二

ページ範囲:P.729 - P.747

 抄録 310例のパーキソン病患者を対象として,1)15項目から成る質問紙表,2)情意徴表検査,3)うつ病本人用質問紙表によるアンケート調査を行ない,以下の結果を得た。1)性差は認められない,2)体格は細長型が多い(49.7%),3)特定の信仰や酒,煙草などの嗜好に乏しい,4)単身又は配偶者のみの生活を営むものが4割,5)趣味は,屋内で非運動的,一人でできるものが選ばれる,6)平均発症年齢は55.1歳(男52.6歳,女57.1歳),7)発症により離職の場合が多い,8)約6割は1年以内に受診している,9)症状の自覚は硬さ>震え>日常の生活や動作>言葉,話しの順に深刻で,特に硬さに対する苦悩が強い,10)心理的には,特に身体無力と自己顕示が病者を特徴づけている,11)抑うつは内因性うつ病の病像と異なる,12)ほとんどの者は治療継続中であったが「著効」は僅かに13.5%である,13)治療効果は情意徴表の結果と関連する傾向が認められた。以上の結果につき若干の考察を行なった。

40歳以降に初発する幻覚妄想状態—特に性差,発症年齢と予後との関連について

著者: 濱田秀伯

ページ範囲:P.749 - P.758

 抄録 40歳以降に初発する非器質性の幻覚妄想状態の頻度は,同年齢の精神障害の9.8%を占め,女性は男性の2.5倍で,60歳以降になると頻度は3.8%と減少し,男女比は拡大する傾向を示した。本症135例(男性36例,女性99例)を対象に,予後の良否に関連する諸因子を男女別,発症年齢別にみると,急性に発症するものは男性に多いが,Schneiderの1級症状を有するものは女性に多く,年齢の上昇に応じて減少し,特に作為影響体験は男性に少なく60歳以降には稀であった。このような予後因子の動きから,性差および発症年齢の本症予後へのかかわり方について一つの解釈が可能であった。また多彩な自我障害は若年患者に多いが消失しやすく,高齢に初発ないし再発した場合は,病像が幻覚,妄想のいずれか一方を主徴とする比較的単純で部分的な形へと変化し,症状は消えにくくなる。これらの結果から,本症が精神分裂病圏に含まれる可能性について若干,考察した。

徐波睡眠が欠如した遅発性Lennox-Gastaut症状群

著者: 磯野五郎 ,   横山尚洋 ,   村上雅昭 ,   原常勝

ページ範囲:P.759 - P.767

 抄録 17歳時に大発作(GM)で発症した遅発性Lennox-Gastaut症状群患者(現年齢32歳)に終夜睡眠ポリグラムを施行したところ,SNREMが欠如しているのを見出した。臨床発作はGMの他に強直発作や非定型欠神,脱力発作などが認められ,脳波ではdiffuse slow spike and waveやrapid rhythm,recruiting rhythmがみられた。治療には極めて抵抗性であり,知能指数は75前後である。一方,SNREMが欠如しているにも拘わらずSREMはポリグラム的にも,出現様式においても特記すべき異常はなかった。
 この例について,はじめにてんかんの面からこれまでの遅発例の報告と比較検討し,次いで,その特異な睡眠について考察を行なった。

古典紹介

Friedrich Mauz—Die Veranlagung zu Krampfanfällen〔Georg Thieme Verlag, Leipzig, 1937〕—第1回

著者: 中内雅子 ,   五味淵隆志 ,   飯田真

ページ範囲:P.769 - P.777

序論
 素質という概念は,てんかん領域では薄幸な役割におしやられていた。疾病の外因と内因,後天性因子と体質的因子を共通の方法で考察することや,個々の疾病現象を最も異なった諸側面から原因的にとらえることは,医学の他の領域では随分前から進んでいたのに,てんかん診断学においては,素質要因は一つの補助手段にまで成り下がってしまった。他の原因が見出されないときに,仕方なくそれを引き合いに出さねばならなかった。しかし,ある何らかの外的損傷が見出されると,素質要因について考えるということはなかった。外因と内因の対比はこのような方法で組立てられていたが,その排他性のため生きた疾病現象に対応させることは不可能であったし,てんかんの現実に近い診断学を困難にせざるを得なかった。
 もしも,症候性てんかんと真性てんかんをこのように峻別するときに,せめて両群が同価値に取扱われていたならば!現実には症候性〔てんかん〕訳注)を思わせるあらゆる示唆は肯定的に評価されたのだが,素質要因は概して除外によって,ただ否定的に確定されるだけであった。いずれにせよ,GruhleもBumkeの精神医学全書への寄稿の中でそう述べている。

資料

アジア・太平洋地域におけるトランス文化精神医学的諸問題(その2)—タイにおける調査から

著者: 荻野恒一

ページ範囲:P.779 - P.785

I.はじめに
 タイ国は仏教国,微笑の国といわれ,レストランでわずかなチップを置いても,少女が美しいポーズで合掌してひざまずく国であり,また多くのすぐれたワットを持っている。しかし,わたしはこの国にどこまで真正の仏教信仰が生きつづけているのか,理解し得なかったことを前回の報告で述べた6)。今回,昭和54年11月11日から21日にわたってタイを訪ねたとき,わたしは,この疑問をすこしでも解決したいと考えていた。それは前回でもふれたさまざまなピー(霊)の跳梁するタイのシャーマニズムとアニミズムの混交の世界をどのように理解し,またこの地の「占い僧」や「僧医」(Priest-Doctor)の実態をどうみるかの問題にも関連するからであった。さいわい,このような問いの立て方は間違ってはいなかったらしく,彼地の多くの精神医学者や文化人類学者はわたしの問いに非常に真面目に答えてくれた。また帰日後,これを契機にして,日本人の手による僧修行の体験記を読むこともできた1)
 といって,彼地の人びとの答えは,必ずしも一様ではなかった。ひとりの若い女性の精神医療従事者は,「バンコクは,古い文化と新しい文化の混交した状況に在ること」,「田舎の東北地方から現代都市のバンコクにきて,女中,工員(彼女はこれらの職業を低い身分と呼ぶ)として働き,結局のところうまく適応できずに分裂病や急性錯乱の状態に陥ることが多いこと」,「精神病になってもシャーマンや呪術医や僧医のところにゆく病者が多いこと」,「仏教とキリスト教の摩擦も多くみられ,これが世代間のギャップや,文化摩擦を惹起していること」などを述べ,暗にこの国の仏教がシャーマニズムとつよく結びついて,本来の高い宗教性を失っていることを批判していた。タイの僧院でテラワーダ(小乗)仏僧としての修行生活を送った青木保氏も「タイの多くの有識者たちが,この国の仏教に呪術とか占いが併合されている事実を『近代国家タイの恥部として』隠そうとすること」を,みずからの体験をとおして想起している1)
 しかしまた,この仏教とシャーマニズムの混交のなかに,タイ特有の文化状況を見出して,これを積極的に肯定しようとする人たちも少なくなかった。たとえばひとりの精神医学者は,「僧医の呪術的医療行為が,時として現代精神医学療法よりもはるかに効を奏すること」,また「精神科医が極度に不足しているこの国においては,なおのこと僧医の存在が評価されなければならず,ここで現代医学と伝統医療のバランスを保つにあたって,小乗仏教が大きな役割を果たしていること」を強調していた。この点については,青木保氏も同意見のようであり,「近代化への憧れと土着的なものへのいつくしみと,この二つの極の間に,タイの知識人たちの心は微妙に漂っている。私もこの心の動きを肯定できる。近代性と土着性,この二つはどちらも必要なものなのだ。どちらを欠いても,人びとの生活はバランスを失ってしまう。精神と肉体のバランスを失うこと,これをタイの人びとは秘かに怖れている。科学と呪術とを両方とも活用したい。科学万能主義がもたらす人間性の荒廃についての本能的な怖れであるといってもよいであろう」と述べている1)
 さらにはシャーマニズムや占い信仰と仏教とが混交しているようにみえても,両者の背景になっている哲学とか世界観がまったく異なっており,これを見失ってはいけないことを強調する人たちも少なくなかった。たとえばさきにも紹介したDr. Sangun Suwanlertは,精神医学的次元では「憑依妄想」をもつヒステリー精神病(Dr. Sunganの診断)の患者25歳の女性がたびたびシャーマンの許に通っていること,ここで聖水による偽似的呪術療法を受けていることに関連して,このシャーマンと類似の医療を行なう僧医について「仏僧には密教的な力が隠されていること,そしてこの力は仏の慈悲から出ていること」を強調していた。
 以上,タイの仏教の特徴,とくにシャーマニズムや占いとの結びつきについて,やや詳しく考察したが,以下に述べる彼地の精神疾患についての文化精神医学的記述,シャーマンや新宗教の偽似医療行為についての報告,また多くの霊や神々の憑依への信仰ないし妄想についての現象学はすべて,以上の考察との関連においてなされなければならないと思う。

動き

第2回日本生物学的精神医学研究会—学会印象記

著者: 稲永和豊

ページ範囲:P.787 - P.789

 第2回日本生物学的精神医学研究会は昭和55年3月28,29日の2日にわたって岡山大学精神神経科大月三郎教授を会長として岡山衛生会館において開催された。第1日の午後は総会,会長講演,シンポジウムにあてられた。会長講演は大月三郎教授の「精神病状態とてんかんとの拮抗関係におけるカテコールアミンの役割」と題したものであり,精神病状態,とくに幻覚妄想状態などの分裂病様状態とてんかんとの間に拮抗関係があることが古くから注目されていたが,岡山大学では実験てんかんモデルとしてKindling Preparationを,実験精神病モデルとしてメトアンフェタミンによる逆耐性現象モデルを用い,精神病状態とてんかんとの生物学的拮抗関係に,脳カテコールアミン,特にドーパミン作動系が重要な役割をもつことが示された。この問題は多くの研究者が関心をよせている問題であり,Lamprecht(1973)は「中脳辺縁ドーパミン系のフィードバックの制御の障害がてんかんと精神分裂病との間の“神経化学的橋わたし”をするものであろう」と述べている。古くから想定されていたてんかんと精神分裂病との拮抗関係が新しい目で見直されるにつけても,臨床的観察の中から重要なヒントが得られることを忘れてはならない。
 シンポジウム「躁うつ病の生物学」は加藤伸勝,更井啓介両教授の司会で6人の演者の発表が行なわれた。高橋良教授は疾病分類についてうつ病の国際的共同研究の現況について述べ,大熊輝雄教授は躁うつ病の神経生理について,特に最近の睡眠研究の成果にもとづいて述べた。躁うつ病とアミン代謝については仮屋哲彦氏がマイクロアミンの問題も含めて解説した。またカテコールアミンとインドールアミンとの相互関連性についても強調した。躁うつ病の神経内分泌学—成長ホルモン分泌反応に関する知見は高橋三郎教授によって解説された。この方面の研究は未だ混沌としている感じであった。抗うつ剤の血中濃度と治療効果については渡辺昌祐教授によって報告がなされたが,かなりの資料が集まりつつあるが,臨床に役立つ確実な知見はまだそろっていないというのが現状のようである。最後にうつ病の動物モデルと題して鳩谷龍教授の報告が行なわれた。強制走行ストレス法を用いたモデル実験であり,このようなアプローチも重要であることがわかった。うつ病の動物モデルとしては他の研究者によって別のモデルと称するものがつくられているが,それぞれのモデルについて詳しい検討が必要であろう。

基本情報

精神医学

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN 1882-126X

印刷版ISSN 0488-1281

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