文献詳細
巻頭言
文献概要
来年は世界障害年とのことであるが,これはおそらく障害者の人間としての権利の保障を世界的規模で啓蒙しようとすることであろうし,そうあるべきだと私は考える。わが国でもその年に因んだ行事や運動の準備がなされているようである。行政がこれをとりあげるには予算措置を必要とするからでもあろう。そして障害者の中には当然精神障害者もふくまれているはずであるが,はたしてわが国での因みの行事や運動にこのことがどれだけどのように組みこまれるのであろうか。
ここで,人間としての権利の復活,人間復権という意味での社会復帰を精神障害者について考えてみたい。
ここで,人間としての権利の復活,人間復権という意味での社会復帰を精神障害者について考えてみたい。
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