文献詳細
特集 Brain Function Testへのアプローチ
文献概要
I.はじめに
Brain Function Testの対象は要素的な神経機能から認知,行為,ことば,思考などの複雑な高次精神機能までを含むと考えられるが,従来よりの要素的な神経機能の検査法に比べ,神経心理学の対象となるような高次の精神機能に関する検査法は,充分に確立されているとはいいがたい。"Brain Function"に関する知識は未だ極めて不充分であり,神経心理学に限っても様々な立場があり,したがってその検査法も様々なものがある。
ここではそれらの中でLuriaの高次精神機能に関する基本的立場と,その主として局在診断のための神経心理学的検査法につき述べる。
Brain Function Testの対象は要素的な神経機能から認知,行為,ことば,思考などの複雑な高次精神機能までを含むと考えられるが,従来よりの要素的な神経機能の検査法に比べ,神経心理学の対象となるような高次の精神機能に関する検査法は,充分に確立されているとはいいがたい。"Brain Function"に関する知識は未だ極めて不充分であり,神経心理学に限っても様々な立場があり,したがってその検査法も様々なものがある。
ここではそれらの中でLuriaの高次精神機能に関する基本的立場と,その主として局在診断のための神経心理学的検査法につき述べる。
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