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特集 失行
文献概要
失行の辺縁領域を論ずるためには,当然その中核群ともいうべき真の失行の範囲を明らかにすることが必要であろう。現在,諸家が「真の」失行として異存なく認めているのは,観念運動失行,観念失行,構成失行,および着衣失行の4者である。ところが,これらのほかにも容易に錐体路系または錐体外路系の障害などに帰することができないような行為ないし動作の異常が知られている。ここでは便宜上,表1に示した種々の病態について,その概要を述べることにしたい。
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