icon fsr

文献詳細

雑誌文献

精神医学23巻10号

1981年10月発行

文献概要

特集 失行

失行の辺縁領域—その概観

著者: 鳥居方策1

所属機関: 1金沢医科大学神経精神医学教室

ページ範囲:P.1047 - P.1053

文献購入ページに移動
 失行の辺縁領域を論ずるためには,当然その中核群ともいうべき真の失行の範囲を明らかにすることが必要であろう。現在,諸家が「真の」失行として異存なく認めているのは,観念運動失行,観念失行,構成失行,および着衣失行の4者である。ところが,これらのほかにも容易に錐体路系または錐体外路系の障害などに帰することができないような行為ないし動作の異常が知られている。ここでは便宜上,表1に示した種々の病態について,その概要を述べることにしたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?