文献詳細
短報
精神分裂病および躁うつ病患者の利き手と利き眼
著者: 亀山知道1 丹羽真一1 平松謙一1 斎藤治1
所属機関: 1東京大学医学部精神医学教室
ページ範囲:P.1271 - P.1274
文献概要
精神疾患患者を対象とした利き手,利き眼の調査は,諸外国では1930年代から行なわれている1)。神経心理学的研究が発展した1960年代後半以後,精神疾患を左右大脳半球機能との関連で把握しようとする研究が進むにつれて,利き手,利き眼の問題が重要視されるようになり,いくつかの報告がなされている2,3,5〜7)。しかし,日本では報告されていない。
われわれは,精神疾患患者を対象として利き手,利き眼の調査を行ない,正常対照と比較検討した。
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