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文献詳細

雑誌文献

精神医学23巻3号

1981年03月発行

文献概要

研究と報告

イミプラミン急性投与時における内因性うつ病患者の覚醒閉眼時眼球運動について

著者: 譜久原朝和1 川原隆造1 竹下久由1 挾間秀文1

所属機関: 1鳥取大学医学部神経精神医学教室

ページ範囲:P.259 - P.266

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 抄録 内因性うつ病者9名と正常対照者8名にイミプラミン(IMP)0.4mg/kgを筋注,別の正常対照者5名に生食水1.2〜1.4mlを筋注して,その前後のポリグラフィ記録を行った。脳波と眼球運動(R,rおよびs)を指標にしてIMPに対する反応を観察した。
 筋注前も筋注後も覚醒期出現率とr値はうつ病群が正常IMP群より高かった。筋注前と筋注後のs値は,うつ病群では正常IMP群,正常生食群より低かった。
 筋注前の値では,正常IMP群,正常生食群では時間経過とともにr値は減少しs値は増加して慣れを示した。しかしうつ病群では慣れを示さなかった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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