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文献詳細

雑誌文献

精神医学23巻7号

1981年07月発行

特集 てんかんのメカニズムと治療—東京都精神医学総合研究所 第8回シンポジウムから

小児てんかんの成因

著者: 福山幸夫1

所属機関: 1東京女子医科大学小児科学教室

ページ範囲:P.661 - P.669

文献概要

Ⅰ.小児におけるてんかんの頻度
 小児はよく「けいれん」,「ひきつけ」を起こしやすいといわれてきた。その具体的数字は研究者により差があるが,一般小児人口中,約5〜10%前後とみてよいと思われる。
 一方,慢性反復性脳性発作性疾患としてのてんかんは,古来,小児ではまれとされてきたようであるが,この古い考えは完全な誤りであり,てんかんは,小児期に発症することが最も多く,小児期における発症頻度は人生のあらゆる他の時期のそれより高いことが,近年明らかにされてきた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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