文献詳細
特集 てんかんのメカニズムと治療—東京都精神医学総合研究所 第8回シンポジウムから
文献概要
Ⅰ.小児におけるてんかんの頻度
小児はよく「けいれん」,「ひきつけ」を起こしやすいといわれてきた。その具体的数字は研究者により差があるが,一般小児人口中,約5〜10%前後とみてよいと思われる。
一方,慢性反復性脳性発作性疾患としてのてんかんは,古来,小児ではまれとされてきたようであるが,この古い考えは完全な誤りであり,てんかんは,小児期に発症することが最も多く,小児期における発症頻度は人生のあらゆる他の時期のそれより高いことが,近年明らかにされてきた。
小児はよく「けいれん」,「ひきつけ」を起こしやすいといわれてきた。その具体的数字は研究者により差があるが,一般小児人口中,約5〜10%前後とみてよいと思われる。
一方,慢性反復性脳性発作性疾患としてのてんかんは,古来,小児ではまれとされてきたようであるが,この古い考えは完全な誤りであり,てんかんは,小児期に発症することが最も多く,小児期における発症頻度は人生のあらゆる他の時期のそれより高いことが,近年明らかにされてきた。
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