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研究と報告
抗てんかん剤Acetazolamideの混合唾液中の濃度
著者: 畑田尚哉1 東均2 乾正2
所属機関: 1大阪府立金剛コロニー臨床検査室 2大阪大学医学部精神医学教室
ページ範囲:P.809 - P.814
文献購入ページに移動われわれはpH-changing法によりacetazolamideの体液中濃度を測定しているが今回はその唾液中濃度を定量し,これと血漿中総濃度,血漿水中濃度(非結合型濃度)との関係を検討した。
Acetazolamideの混合唾液中の濃度と血漿中の非結合型濃度との間には高い相関(直線回帰式Y=0.948X+0.026,相関係数r=0.932)がみとめられた。
したがってacetazolamideの抗てんかん剤としての治療有効濃度を論ずる場合にも唾液中濃度をもってその指標とみなし得ると考えられる。
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