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短報
IgE高値を呈したSyndrome Malinの1例
著者: 河北英詮1 市川薫1 鈴木守2
所属機関: 1東京医科大学霞ケ浦病院神経科 2豊後荘病院
ページ範囲:P.1373 - P.1375
文献購入ページに移動向精神薬の重篤な副作用に悪性症候群Syndrome Malin1)(以下SM)がある。SMは向精神薬使用者に突然,高熱,無動緘黙,意識障害とともに,筋強剛,振せんなど錐体外路系症状,流涎,発汗,喘鳴,呼吸困難など自律神経症状,末梢循環不全を来し,ときに致死的な症候群として報告されているが2〜4),その本態はまだ不明である。著者らは,アレルギー関与が推定されるIgE高値を呈したSMの1例を経験したので報告する。
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