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文献詳細

雑誌文献

精神医学24巻4号

1982年04月発行

古典紹介

H. Lissauer—精神盲の症例とその理論的考察—第3回

著者: 波多野和夫12 浜中淑彦3

所属機関: 1大阪赤十字病院精神神経科 2Abt. Neurologie der Rheinish-Westfälischen Hochschule Aachen 3京都大学医学部精神医学教室

ページ範囲:P.433 - P.444

文献概要

 統覚に対するのと同じことが新しい視覚印象の固定,つまり視覚的記憶にあてはまる。考えられぬことであり,少なくとも証明し得ぬことであるが,視覚領と他の皮質との間に何の橋渡しもない場合には視覚的記憶はそれでもやはり視覚中枢の特異的な仕事である。つまり超皮質性病巣の場合よりも皮質性病巣の場合の方が相対的により重篤に障害されるのである。従って以下の命題が結論として得られた。
 (1)精神盲は皮質性並びに超皮質性の起源を有し得る。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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