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文献詳細

雑誌文献

精神医学24巻6号

1982年06月発行

文献概要

短報

ハロペリドールが著効を呈した病的笑いの2症例

著者: 佐久川肇1 上地弘一1

所属機関: 1琉球大学医学部附属病院精神科神経科

ページ範囲:P.654 - P.657

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I.はじめに
 器質性脳障害の症状の一つとしてしばしば泣き・笑いをはじめとする情動の異常を呈することはよく知られており,その中枢機制についても多くの知見が得られている1〜7,9,11,13〜15)。しかしながら治療有効例の報告は極めて稀である8)
 著者らはこの度,脳動脈瘤破裂の術後に病的笑いをきたし,haloperidolが著効を呈した症例を経験したので報告し,病的笑いの中枢機制について検討を加える。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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