icon fsr

文献詳細

雑誌文献

精神医学24巻6号

1982年06月発行

短報

右後大脳動脈域閉塞で左同名半盲,健忘,軽躁などの精神症状を呈した1例

著者: 黒田重利1 山本光利1 大月三郎1 井口欽也2

所属機関: 1岡山大学医学部精神神経科 2向陽台病院

ページ範囲:P.662 - P.664

文献概要

I.はじめに
 後大脳動脈(PCA)領域の梗塞による急性発症の記銘力の低下の症例が散見される。健忘症状に加えて発症時の錯乱,失見当識,計算力の低下などを伴うことが多い。これらの症例の多くは左側のPCAの閉塞であり,劣位側例の報告はまれである。今回,我々は急性に発症し,当惑・健忘を呈した患者で右PCA域の閉塞がみられた1例を経験したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら