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文献詳細

雑誌文献

精神医学24巻7号

1982年07月発行

文献概要

古典紹介

Josef Gerstmann—手指失認と純粋失書—新しい症候群—第2回

著者: 板東充秋1 杉下守弘2

所属機関: 1東京大学医学部神経内科 2東京都神経科学総合研究所臨床神経学部リハビリテーション研究室

ページ範囲:P.773 - P.780

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 第二例の病歴は,概括すれば以下のようである。
 K. F.,50歳,主婦,動脈硬化症の患者で,1926年9月30日から12月24日まで我々の病院に入院して観察された。病歴によれば,それまで健康であった患者は,1年ほど前脳卒中を起こし,一過性(数週間)の右不全麻痺と短期間の軽い話し言葉の障害(Sprachstorung)が見られた。以後,病気の再発はなかったようである。病院では患者は,次のような病像を呈し,これは長目の観察期間中でも著しい変化はなかった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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