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雑誌目次

論文

精神医学25巻10号

1983年10月発行

雑誌目次

巻頭言

病院デイケアの面白さ

著者: 佐々木勇之進

ページ範囲:P.1018 - P.1019

 病院デイケアに取り組んでもうかれこれ10年になる。やっと軌道に乗ったというよりは,むしろ,これからが本番だという気がする。それ程,やり甲斐のあるおもしろい仕事である。体験とは恐ろしいものだ。おかげで臨床の実際家として新たな目が開けたような思いがする。そこでデイケアにちなんで,つれづれなるままに述べてみよう。
 デイケア成否の鍵は,百の屁理屈より実際に患者さんが事故なく,真面目にきちんと通所して来るか,否か,にかかっている。というのは,デイケアの治療は患者との自由契約というよりは,むしろ,患者の自由な選択によって通所に値すると彼らが判断した時に,初めて治療関係が成り立つからである。その点,入院治療とは基本的に治療構造ないし,治療環境を異にする。この両者の根本的な相違を,身をもって体験したことが,デイケアでの最大の収穫であった。

特集 少年非行の心理と病理—東京都精神医学総合研究所 第11回シンポジウムから

統計からみた少年非行の現況

著者: 中田修

ページ範囲:P.1020 - P.1023

 今回,「少年非行の心理と病理」と題して,東京都精神医学総合研究所の第11回シンポジウムが開催され,私がその司会をすることになった。演者は少年非行のそれぞれの領域で目下活躍中の人たちで,今回のテーマにうってつけの人たちである。私の専門はむしろ成人の犯罪であり,このような専門家の方がたのお話と演者相互の真剣な討議を聞くことができるのは,私にとっても非常に有益である。
 司会者として,少年非行の現況について,参考になる統計的データを紹介しよう。ここでは主として犯罪白書(昭和56および57年版)を参照した。

遊び型非行と性的非行

著者: 松元泰儀

ページ範囲:P.1025 - P.1033

I.いわゆる遊び型非行
 1.遊び型非行とは
 通常,万引き,自転車盗,バイク盗など,単純な動機からの軽微な非行で,スリルを求めての遊びとして,或いは遊びの延長のような気分で行うものが,遊び型非行と言われる。この種の非行は,少年非行が鎮静化し減少していた昭和40年代の後半から目立ち始め,その後微増から激増(昭和52年頃より)へと転じた。少年非行の大半はこの種の非行で占められるようになった。戦後第1のピークと言われるほど少年非行は増加しているが,その多くはこの種の非行なのである。
 “遊び型非行”なる言葉を最初に使用したのは警察庁で,昭和45年の警察白書にこの言葉が登場する。つまり,はっきりした概念規定から出発したテクニカルワードではないため,その概念は必ずしも明確ではない。“遊び”と“非行”の2つの概念が複合したものだけに“遊び”の側面から或いは“非行”の側面からその後多くの研究や論述がされているが統一された定義はみられない。しかし上述のようにこの種の非行が数的にも,全非行の中で占める比率においても年々上昇し,非行総数の6割以上を占めるに至り,現代型非行の一つの典型との位置づけがされていること,及び,その動機・態様からみると,たしかに遊びの一環として,或いは遊戯的であると言えるものが多いことから,現代の少年非行の一面を理解するのに意味のある概念と言うことができるだろう。

暴走族の社会心理

著者: 田村雅幸

ページ範囲:P.1035 - P.1042

I.はじめに
 オートバイで青少年が暴走する歴史は古く,昭和30年代の前半にはすでにカミナリ族と呼ばれる若者たちがいた。その後,モータリゼーションの進展にともなって若者たちの車熱も広がり,サーキット行為や集団暴走の事件も散見されていたが,彼らに"暴走族"という名が付けられ,その存在が一般に認知されるようになったのは昭和47年6月の富山事件以後であった。この事件は,百数十台の車が富山駅前を占拠してサーキット行為をくりかえし,規制にあたった警察官に対し,3千人ともいわれた群衆とともに騒乱をひきおこしたもので,検挙者は1,000件をこえ,マスコミに大きく報道された。
 この,暴走族が登場する昭和40年代後半という時代は,若者文化の状況が大きく変わった時期である。1960年代はいうまでもなく,世界的な若者高揚の時代であった。アメリカではベトナム反戦,公民権運動などにおけるスチューデント・パワー,ブラック・パワーの政治参加,また,体制拒否のヒッピー運動,中国での文革,紅衛兵,フランスでのカルチェラタンの学生運動,そして日本でも全共闘の学生運動が大学,高校を揺るがせていた。一方,ビートルズをはじめとするロック,フォークなどの音楽,ドラッグ・カルチャー,サイケデリック・アートなど若者文化が開花した時代であった。
 学生運動の嵐がすぎ去った70年代の学園は一転して,三無主義が蔓延するシラケの時代となる。スチューデント・アパシーや家庭内暴力が目立ってくるのもこの頃からで,やさしさの世代に背を向けた一部の少年はやがて校内暴力,暴走族と硬派の道へ進み始める。
 暴走族はいわば,若者の時代が終ってから登場してきた,遅れてきた青年たちである。それは60年代の高揚の中心であった学生層とは異なって,その時代にエネルギーを温存していた学校からのドロップアウト層である。これまで社会の注目を浴びることのなかった層が,この青少年問題の空白期に,あらためて造反有理を叫び始めたものとの解釈もできるだろう1)。無論彼らの反乱は無自覚,無目的な反乱で,前世代と比べて極端に寡黙である。
 以後10年,毎年,暴走族には2〜3万の若者が集まり,青春の一時期の行動にエネルギーを燃焼させている。

有機溶剤乱用と犯罪心理—その社会病理及び治療との関連性

著者: 小田晋

ページ範囲:P.1043 - P.1050

 1960年代以後の日本での青少年の薬物乱用問題のひとつの中心的課題であった有機溶剤乱用は,今日,いちおう従来の知見を集約し,歴史的評価を下し,かつ対策について考える時期が来ているように思われる。それは,全世界の産業化社会をおおった社会病理のひとつの表現としての薬物副次文化の一環であり,犯罪,非行とむすびつく逸脱行動の一類型である。非行関連的には,従来いわれてきた酩酊体験による犯罪行動の解発の他,動因喪失症状群と関連した〈apathy型非行〉つまり労働嫌忌や欲動の抑制不能と結びついた小非行が重要である。重大犯罪に関しては,〈薬物起原の情性欠如〉という要因が注目される。対策についていえば,社会的対策の他,個人療法としての行動療法的計画に従って治療をすすめてゆく必要性が指摘される。

少年非行と精神医学—対策と治療

著者: 石川義博

ページ範囲:P.1051 - P.1064

I.非行少年対策における歴史と現状
 1.刑罰から科学的処遇へ
 現在,大きな関心をひいている少年非行は,古くから人間の社会にとって大変深刻な問題であった。それはおそらく人類が社会を組織し,行動の規範を定め,その枠の中で子孫の繁栄を考えはじめて以来の問題であったと思われる。すでに6,000年前,エジプトにその記録が残されており54),2,500年前Socratesは「青年は権威を軽蔑し,両親や目上の人を敬わず,教師に対して暴君のようである」と嘆いている77)。わが国でも江戸時代中期に林子平が同様の苦言を呈している80)。このように青少年の非行,中でも親や教師に代表される権威や社会秩序に対する反抗は,いずれの時代にも大人や社会にとって大きな脅威であった。
 それだけに青少年非行に対する社会の対応は,はなはだ厳しいものであった。たとえば約4,000年前,Hammurabi法典は第195条に,「もし息子が彼の父を殴打するならぽ,息子の両手を切断する」と規定していた16)。このように殺人には死刑を,犯罪には相応の厳罰を,という「応報思想」20,46,111)は,非行少年に対しても苛酷な刑罰を要求した。犯罪に対する罰は正義であり,刑罰は重いほど矯正効果や犯罪予防効果をもつと考えられたからである。罰としては施設への生命をも脅かすほどの厳格な取り扱いが集団的,画一的に行われていた45)。当時は非行少年も成人犯罪者と一緒に扱われていた。

研究と報告

歯科領域における仮面うつ病

著者: 曽根啓一 ,   植木啓文

ページ範囲:P.1065 - P.1072

 抄録 歯・医学部の各科から構成された精神病理学および精神身体医学研究所(西ドイツ,ミュンスター大学)で,口腔や顔面領域の感覚脱出から疼痛までに至る多彩な症状を訴える仮面うつ病患者211人を対象とし,性差,年齢構成,病前性格,発病状況および経過について調べた。
 1)性差では女性が男性の約8倍多く,2)病前性格では執着ないしメランコリー型性格者が目立っていた。3)医・歯科的侵襲という単一因子で誘発された症例数(14.7%)に比べ,医・歯学的侵襲に加えて既知の誘発因子が共同関与してうつ病に陥った症例数(81.5%)が多かった。4)3〜6ヵ月以内にそのほとんどの症例が治癒したが,なかには慢性化するケースもあった。

重度精神遅滞児の精神運動性興奮について—臨床像の類型化の試み

著者: 弟子丸元紀 ,   室伏君士 ,   小笠原嘉祐

ページ範囲:P.1073 - P.1081

 抄録 重度精神遅滞児の内,精神運動性興奮を示すのに,1)自生的興奮を示す重度精神遅滞児,2)脳の破壊的傷害を伴う脳性小児麻痺児,3)重度精神遅滞を伴う自閉症児がある。特に自生的興奮を示す重度精神遅滞児は,身体発育は良く,神経学的に粗大な異常はないが,小奇形を伴うものがある。精神発達面は,運動面・日常生活動作は良いが,探索・操作,社会性,言語面の遅れがある。興奮状態は,周囲状況への反応症状よりも,自生的とも言える発生状況で,周囲に無関係の情動爆発,攻撃・乱暴行為,運動心迫,また動作の途絶を示す。これらは,内的な情動・欲動の調節障害によると考える。これらの児童は,重度精神遅滞の内で,特異な一臨床類型と考える。脳の破壊的傷害を伴う脳性小児麻痺児の興奮は,周囲状況への反応症状で,情動・欲動の抑制障害であり,重度精神遅滞を伴う自閉症児のそれは,同一性保持要求などの妨害に対する情動混乱・爆発反応によると考える。

心因を契機として発症したCapgras症候群の1症例

著者: 中村清史 ,   佐野欽一 ,   山口弘一 ,   島田明範 ,   松林直 ,   溝口正美 ,   小林紀江 ,   緒方明 ,   石井正春

ページ範囲:P.1083 - P.1090

 34歳の主婦。伊豆の地震,大平元首相の死を数ヵ月前に夢で予言,適中させ,週刊誌にも紹介され,各地に信者を持つ霊感師。症例は発病時33歳の厄年にあたり,産後の疲れ,使用人の急死。33と言う霊感師にとって忌わしい数値に偶然にも再三遭遇したことから縁起をかつぎ数値にとらわれ,不安状態となり,56年12月の暮『自分の死』を予告する夢を見るに至って死に怯え,不安,不眠が続き,離人症,二重身,Capgras症候群(一過性)そして幻覚妄想状態,昏迷(緘黙寡動状態)となり,57年1月の末に当院へ入院。絨黙寡動状態が消褪すると共にCapgras症候群が前景にみとめられ,広義の離人症,病院を始め外界をも作られた人工の物だと主張するなど未視体験様の症状が認められた。本症例は人格の崩れが目立たず,情意面も保たれており現時点では精神分裂病とは診断出来ない。また身体神経学的検査でも正常であり器質性の脳疾患でもない。ただ元来性の性格に問題があり,それに加えて様々な心因が絡み合ってCapgras症候群が発生したと考えられる。本論文ではまず従来のCapgras症候群の主要な報告例を述べ,殊にこの妄想の発生機序について文献例では,どのように論じられているかに関して論じた。つぎにわれわれの症例の発病に至った過程に触れ,Capgras症候群の発生機序について報告を行ない,離人症,未視体験などとの関わり合いを述べた。

Balint症候群の1例—とくに出現・消褪過程について

著者: 松永哲夫 ,   大山繁鈴 ,   木高秋 ,   佐藤真弓 ,   丸野陽一 ,   中村茂代志

ページ範囲:P.1091 - P.1098

 (1)Balint症候群の出現・消槌過程を報告した。症例は58歳,男性。"字が曲がる","車庫入れの時にぶつける"などの軽い空間知覚障害で始まり,緩徐に進行し,精神性注視麻痺や視覚性注意障害の前段階と思われる諸症状を経て,定型的なBalint症候群へと移行した。Balint症候群は約2ヵ月間つづき,その後徐々に軽快したが,3主徴のうち視覚失調だけが残り,他の2症状とは異なる経過を示した。
 (2)基礎疾患としては脳血管障害が考えられ,責任病変としては症状の進行と並行してCT上に低吸収域が出現した左頭頂・後頭領域,および着衣失行や左側無視の傾向から右頭頂・後頭領域の障害が推測された。
 (3)Balint症候群の出現・消褪過程を検討した結果,より本質的な症状は視認知の障害,すなわち視覚性注意障害と思われた。
 またBalint症候群と空間知覚障害とは相互に移行しうるものであり,前者は後者の最大表現にすぎないと考えられた。
 (4)Balint症候群と同時期にKorsakoff症候群と脳波の基礎律動の徐波化が認められたことから,本症候群の発現には両側頭頂・後頭領域のみならず,前頭葉,辺縁系,網様体賦活系などの関与している可能性について若干の考察を加えた。

新抗うつ薬zimelidineの臨床評価とうつ病患者の血漿中zimelidineおよびnorzimelidine濃度

著者: 中河原通夫 ,   石井一平 ,   仙波純一 ,   仮屋哲彦

ページ範囲:P.1099 - P.1108

 (1)二環系抗うつ薬zimelidineをうつ病およびうつ状態の患者23例に1日50〜250mg,1日2回服用させ,4週間使用した後,その効果判定をHalniltonうつ病評価尺度とBeckうつ病評価尺度を用いて検討した。
 (2)全般改善度は著明改善12例(52%),中等度改善以上19例(83%),軽度改善以上20例(87%)であった。項目別の改善度は,Hamiltonうつ病評価尺度では,抑うつ気分,精神運動抑制,精神的不安,体重減少の項目が,また,Beckうつ病評価尺度では,悲哀感,不満,罪悪感,つきあい,決断力,疲労感,食欲,体重の項目が高い改善率を示した。
 (3)副作用では口渇,発汗,便秘などが認められたが,いずれも軽度であり,それにより,服用が中止となることはなかった。臨床検査は,服用開始時に異常値を認めなかった症例ではzimelidine服用4週後にも臨床上問題となる異常を認めなかった。
 (4)Zimelidineとsulpirideを併用した症例は,単相性うつ病3例,反応性うつ病2例,神経症性うつ病3例の計8例であった。これらの症例では,いずれの症例も著明改善もしくは中等度改善を示した。

資料

精神分裂病のプロスタグランディン仮説の現況

著者: 貝谷壽宣 ,   竹内巧治

ページ範囲:P.1109 - P.1117

I.はじめに
 抗精神病薬の出現により分裂病治療は画期的な変遷を遂げてきた。急性期の幻覚妄想状態に対してドパミン(DA)遮断剤は素晴らしい効果を示し外来治療のできる範囲が大幅に増加した。しかしなお精神病院に長年月入院を続ける慢性患者が数多いのも事実である。はたして,慢性分裂病者にたとえ少量であろうとDA節遮断剤を長期間投与し続けることは患者にとって利益となることであろうか?遅発性ジスキネジアというような目に見える副作用だけでなく,薬物によって陰性症状を作っている可能性も充分考慮されなければならないであろう。さらに又,最近長期服薬がDA受容体の過感受性を作り,ストレスへの反応性を高め,再発しやすさを作り出しているおそれも憂慮されている。このようなことを考えると,現在我々はDA仮説に基づいた分裂病治療に甘んじているわけにはいかなくなるであろう。
 さてここ数年,プロスタグランディン(PG)仮説が2,3の学者により提出されている。このPG仮説は直接的な根拠となり得る研究成果をまだ充分にもち合わせていないが,このような分裂病治療の現況下では注目しておく価値があると思われる。PGは,脳を含む生体の殆んどの組織に分布し,広く臨床医学の領域から注目を集めており,精神医学においても重要な意義をもつものと思われる。本稿ではPGの基礎的事項を簡単に展望し,その後に分裂病のPG仮説を紹介し,現在までに報告されている精神病患者についてのPG研究の結果を検討してみたい。

短報

てんかんの治療経過中に認められた抜毛症の1症例について

著者: 児玉久 ,   松原久雄

ページ範囲:P.1120 - P.1123

I.はじめに
 抜毛症または抜毛癖(Trichotillomania)はHallopeau1)が自ら抑制し難い衝動にかられて,自己の頭髪を抜くという行為に対して命名し,その症例を報告したのが最初である。精神科領域ではある種の精神疾患で,異常体験に基づく一種の異常行為として認められることが多いが,てんかんで本症が現われる例は少なく,斉藤2),池渕ら18)が報告しているに過ぎない。著者らは最近てんかんの治療経過中に,抜毛症を発症した19歳の女子例を経験し,本症とてんかんとの相関について検討を加えたので報告する。

下垂体萎縮,甲状腺萎縮が認められた悪性症候群の1例

著者: 下山敦士 ,   黒田邦彦 ,   村上洋 ,   宇垣公晟 ,   木本哲夫

ページ範囲:P.1124 - P.1126

I.はじめに
 向精神薬の稀ではあるが,重篤な副作用の一つとして悪性症候群(Syndrome malin)2)(以下SM)がある。その本態はいまだ不明であるが,個体側の諸要因を背景として,向精神薬により視床下部を中心とした自律神経中枢の機能不全が惹起されたという説2〜6)が有力のようである。しかし,ほとんどの剖検所見では中枢神経系に特徴的な病理所見は認められない3〜6)という。筆者らは,発症3週間後に死亡したSMの1症例の剖検例を経験したので報告する。

シメチジン使用時に一過性に精神障害がみられた3例

著者: 石郷岡純 ,   若田部博文 ,   三浦貞則

ページ範囲:P.1127 - P.1130

I.はじめに
 シメチジンは図1に示すごとくヒスタミンに類似した構造をもち,強力なH2受容体遮断作用を示す。臨床的には上部消化管出血,胃酸の過剰分泌に対し,従来の治療薬にはない画期的な作用を有するため,最近急速に使用され始めた薬物である。しかし,わが国では臨床導入が遅れたためかその副作用に関する情報が少なく,とくに重篤な精神障害発生の報告はない。われわれはシメチジン使用中に意識障害を基底にもつ精神障害を示し,その関与が強く疑われた3例を経験したので報告する。

基本情報

精神医学

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN 1882-126X

印刷版ISSN 0488-1281

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