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文献詳細

雑誌文献

精神医学25巻11号

1983年11月発行

研究と報告

癌患者におけるTerminal Careについて—家族調査を中心として

著者: 上野郁子1 村田桂子1 大原健士郎1 大町彰二郎2

所属機関: 1浜松医科大学精神神経学教室 2(元)国立九州がんセンター

ページ範囲:P.1197 - P.1206

文献概要

 抄録 末期癌患者の抱える諸問題については,テレビ,新聞などの報道機関を通して,またホスピス設置など実際の活動を通して,広く一般人にも関心が持たれている。内外でも,この問題については,近年になり多くの研究・報告がなされている。われわれは今回,癌患者を看護するチーム医療の一員として,残される側にある家族の心理状態に焦点をあて,208家族へのアンケート施行および実際にわれわれが経験した12症例について,調査・追跡を行った。癌告知の問題にしても,家族の状態を充分把握することの重要性を痛感したので,若干の文献的考察を加え,ここに報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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