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特集 カルバマゼピンの向精神作用
カルバマゼピンの作用機序に関する予備的検討
著者: 融道男1 三ッ汐洋1
所属機関: 1国立武蔵療養所神経センター疾病研究第三部
ページ範囲:P.1301 - P.1304
文献購入ページに移動 抄録 25mg/kgおよび50mg/kgのカルバマゼピンをラット腹腔内に投与し,30分後にマイクロウェーブで屠殺した。脳を前頭前野,線条体,側坐核,視床,扁桃核,海馬,黒質,腹側被蓋野,青斑核の9部位に分け,γ-アミノ酪酸量を測定したが,対照群との間に差はみられなかった。一方,恒暗条件下で自発運動量と飲水行動量が自由継続リズムを示しているラットをカルバマゼピン含有飼料を与えて飼育を続けたところ,日周リズムの周期が延長する傾向がみられた。
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