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文献詳細

雑誌文献

精神医学25巻12号

1983年12月発行

文献概要

研究と報告

慢性分裂症のポジトロンCT所見

著者: 豊田純三1 宮崎知博1 須貝佑一1 飯尾正明2

所属機関: 1国立武蔵療養所精神科 2国立療養所中野病院放射線科

ページ範囲:P.1331 - P.1339

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 抄録 5例の男子正常例(平均年齢36歳)と15例の慢性分裂症例(うち女子2例,平均年齢42歳,平均罹患年数17年)のポジトロンCT画像を比較・検討した。分裂症例はすべて抗精神病薬を服用していた。標識化合物には,検査直前1回吸入させた11C-CO2と,10〜15分前経口投与した11C-グルコース(ともに10〜20 mCi)を用いた。
 正常例では両標識化合物でともに前頭部に高活性を認め,多少の左右差はあっても,標識化合物によっての画像の相違はなかった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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