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文献詳細

雑誌文献

精神医学25巻6号

1983年06月発行

研究と報告

抗精神病薬惹起性遅発性ジスキネジアに対するDihydrogenated Ergot Alkaloidsの臨床効果—2重盲検法による検討

著者: 越野好文1 平松博1 伊崎公徳1 山口成良1

所属機関: 1金沢大学医学部神経精神医学教室

ページ範囲:P.627 - P.635

文献概要

 抄録 Dihydrogenated ergot alkaloids(DEA)の抗精神病薬惹起性遅発性ジスキネジア(T. D.)に対する効果を不活性プラセボー(PL)を対照薬として2重盲検法で検討した。
 性別,年齢,臨床診断,罹病期間,抗精神病薬服用量,T. D. 重症度をマッチさせた精神病院入院患者2人1組に対し,一方にDEA,他方にPLが無作為に投与された。DEA群とPL群は共に男子8人,女子6人で,平均年齢はそれぞれ59.4歳と59.1歳,T. D. 重症度はDEA群は高度3人,中等度5人,軽度6人,PL群はそれぞれ4人,4人,6人であった。DEAは1日6mgを6週間投与した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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