文献詳細
特集 児童精神医学の現状と将来—都立梅ケ丘病院30周年記念シンポジウムから
文献概要
1.用語について
「精神発達遅滞」という言葉を精神遅滞と同義語として使用している人があるが,精神遅滞は一定の定義を持った学術語で,精神の発達の遅れ全般を漠然とさすものではない。周知のようにAAMD(American Association on Mental Deficiency)がこれに定義を与え,
1)知的機能が有意に平均以下である(WISCでIQ70以下)。
2)年齢を考慮した上で,同時に存在する適応行動における欠陥または機能不全。
「精神発達遅滞」という言葉を精神遅滞と同義語として使用している人があるが,精神遅滞は一定の定義を持った学術語で,精神の発達の遅れ全般を漠然とさすものではない。周知のようにAAMD(American Association on Mental Deficiency)がこれに定義を与え,
1)知的機能が有意に平均以下である(WISCでIQ70以下)。
2)年齢を考慮した上で,同時に存在する適応行動における欠陥または機能不全。
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