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文献詳細

雑誌文献

精神医学25巻8号

1983年08月発行

文献概要

特集 児童精神医学の現状と将来—都立梅ケ丘病院30周年記念シンポジウムから

〔指定討論〕

著者: 徳重篤史1

所属機関: 1最高裁判所・家庭裁判所調査官研修所

ページ範囲:P.843 - P.846

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 家庭裁判所調査官は,非行行動に陥った少年ならびに保護者と個別に面接して,非行のメカニズムを解明し,その処遇指針をたてるのが役割の一つである。
 個々のケースには,種々の要因が輻輳している。社会的背景や学校教育にもいろいろな問題点があり,それらも,子どもを非行化させる要因の一つである。但し,そのような環境の中にあっても,非行化しない子どもが大部分である。非行化する子どもの場合は,家庭の問題点,特に親の養育態度と社会的背景や学校教育の問題点等とが相乗的に影響し合っているのが実態である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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