文献詳細
研究と報告
熱性けいれんから無熱性けいれんへの移行例—VI.数量化理論(林のII類)による判別分析
著者: 坪井孝幸1 岡田滋子1 山村晃太郎2
所属機関: 1東京都神経科学総合研究所遺伝学研究室 2旭川医科大学衛生学教室
ページ範囲:P.1095 - P.1100
文献概要
各個体には各要因ごとに重み×カテゴリー区分で得点が求められ,判別区分点が求められた。判別得点が正ならば熱性けいれんにとどまる群,負ならば移行群と判別する。
理論的判別の確率は85.6%であり,実際の正しい判別率は84.9%〔誤判別15.1%(47/311),移行群を過小に予測判別した16%(22/141),熱性けいれんにとどまる群を過大に予測判別した15%(25/170)の合計〕であった。
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